撮られる側から撮る側へ──まさに“華麗なる転身”だ。5か月前、約20歳年下のジャニーズタレントとの「7連泊熱愛」を本誌(4月22日号)が激写した吉田羊(年齢非公表)。彼女が出演する新作映画『SCOOP!』(主演・福山雅治)の役どころが、スクープを追いかける写真週刊誌の副編集長というから驚きだ。
「スキャンダル発覚後は彼とも会えなくなり、酒が好きなのに飲み歩く回数も激減。週刊誌の取材はすべて断わるほどのパパラッチアレルギーに陥っていた吉田さんが週刊誌編集者を演じるとは何とも皮肉ですね」(スポーツ紙記者)
その吉田が登場するとあって、9月18日の完成披露試写会には報道陣の注目が集まった。この半年間近く吉田は熱愛報道について一切口を閉ざしており、6月に公開された主演映画の試写会では、大音量のBGMを流すことで報道陣の質問をかき消すという“荒技”を使って記者を仰天させた。
だが、今回は役柄が役柄だけに、ノータッチでやり過ごすのはあまりにも不自然。そこで吉田が発した一言とは──。
「こういうふうに(後を)つけるのかと、戦慄が走りました」
週刊誌記者に同行した尾行DVDを役作りのために鑑賞したことを明かした上で、こう語ったのだ。当事者にしか語れない言葉の重みに、試写会の会場には文字通り“戦慄”が走った。
「自身の体験を逆手に取り、『大人の女は違う』と思わせる見事な“神対応”でした。大河ドラマでの好演に加え、10月からはフジテレビとWOWOWで2本の主演ドラマが同時に始まりますし、ますます絶好調。本人は『私には仕事しかない』と周囲に言っているそうです」(前出・記者)
本誌の記事が役作りに貢献できたとすれば何より、何より。
※週刊ポスト2016年10月7日号