芸能

朝ドラ『べっぴんさん』 見所は菅野美穂の死とイジメ

新朝ドラの『べっぴんさん』(公式HPより)

 平均視聴率20%超えが確実な『とと姉ちゃん』の後釜、次期NHK朝ドラの『べっぴんさん』は、どんな展開になるのか。放送開始より一足先にその見どころをレポートする──。

 皇室御用達の子供服メーカー『ファミリア』の創設秘話が、10月3日スタートのNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』のストーリーの下敷きになっている。芳根京子(19)が演じるヒロイン・坂東すみれは、裕福な家庭に育ちながら戦争で苦難を味わいその後ファミリアを創業した、坂野惇子をモデルにしている。コラムニストの今井舞氏は、こう指摘する。

「『とと姉ちゃん』同様、物語のどこかに戦争を絡めて、不幸を背負い込みながらも女性が新しい時代に向かって羽ばたいていく。朝ドラのメイン視聴者層を刺激する展開で、ここ最近の勝利の方程式です」

 キャストも充実。すみれの母・はな役には3回目の朝ドラ出演となる菅野美穂(39)、後にすみれの夫役を演じる注目の若手俳優・永山絢斗(27)といった人気キャストに加え、中村玉緒(77)や山村紅葉(55)など個性派女優も名を連ねる。

 ドラマをより楽しむための3つのポイントを、坂野惇子の人生やキャストの配役から紐解く。

【菅野美穂「落涙必至の死に際」】

 すみれは幼少の頃、母親から裁縫を教わり、それがのちの「べっぴん(別嬪=最上級品の意)」である子供服を作ることにつながる。坂野惇子の母は90歳近くまで生きた女丈夫だが、ドラマですみれは9歳のとき、病気で母を失うストーリーになっている。朝ドラで初めて母を演じる菅野の“死に様”が最初のヤマ場となる。

関連記事

トピックス

打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
第75代横綱・大の里(写真/共同通信社)
大の里の強さをレジェンド名横綱たちと比較 恵まれた体格に加えて「北の湖の前進力+貴乃花の下半身」…前例にない“最強横綱”への道
週刊ポスト
地上波ドラマに本格復帰する女優・のん(時事通信フォト)
《『あまちゃん』から12年》TBS、NHK連続出演で“女優・のん”がついに地上波ドラマ本格復帰へ さらに高まる待望論と唯一の懸念 
NEWSポストセブン
『マモ』の愛称で知られる声優・宮野真守。「劇団ひまわり」が6月8日、退団を伝えた(本人SNSより)
《誕生日に発表》俳優・宮野真守が30年以上在籍の「劇団ひまわり」を退団、運営が契約満了伝える
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン