ホノルル空港からワイキキに向かって車を走らせること15分で、ハワイ州の官公庁が集まるオフィス街・ダウンタウンに到着する。最近、このエリアで頻繁に目撃されているのが、つんく♂(47才)とその家族だ。
「つんく♂さん一家はこの6月にビザがおり、ダウンタウンに自宅を購入して、奥さんと8才になる双子の長男と長女、5才の次女とともに7月末にハワイに移住したんです。子供たちは地元のスクールに通い始めています。
2014年に咽頭がんで声帯を失ったつんく♂さんは、海外でも仕事の幅を広げることや、“グローバルな人間に育ってほしい”と子供の教育も考えて移住に踏み切った。現在、つんく♂さんは日本とハワイを行ったり来たりする生活を送っています」(つんく♂の知人)
つんく♂の子供たちはもともと東京のインターナショナルスクールに通っており、英語や外国人に囲まれる環境には慣れているという。
現在、子供と一緒にハワイで暮らす芸能人は多い。吉川ひなの(36才)や花田美恵子(47才)のほか、最近では梨花(43才)が2015年秋から夫を日本に残して、長男とふたりでハワイ暮らしをしている。
「ハワイに住む芸能人の多くは『アーティストビザ』という芸能人ビザを取得します。そのためにはハワイでの芸能活動の実績があった方がよいため、ハワイの雑誌での連載や、観光局から『大使』に任命されることを望む芸能人が多い。梨花さんが昨年末、『ハワイ州観光局スタイル親善大使』に任命されたのも、そういう事情です。最近では、小倉優子さんも、子連れでハワイに移住する準備を進めているそうです」(ハワイ在住のジャーナリスト)
ハワイ移住の背景にあるのは、芸能人が求める「子供の教育環境」の変遷だ。2000年頃から子供をインターナショナルスクールに通わせる芸能人が急増した。国際化時代の到来にあわせて、幼い頃から英語を学び、将来は海外で暮らせる語学力を身につけることを望む芸能人が増えたのだ。
また以前は、青学や慶応など名門私立に通わせる芸能人が多かったが、最近はその傾向も変わってきた。
「有名私立はPTAに求められるハードルが高く、ママ友との関係も何かと大変です。その点、外国人の親が多いインターナショナルスクールでは、親が芸能人でも周囲はあまり気にしない。語学力育成に加えて、風通しの良さからインター人気が高まっています」(インターに詳しい教育関係者)
※女性セブン2016年10月13日号