近頃のパフェは進化している。コスパの良さの代表格、ファミレスやコンビニのパフェはさらにパワーアップ! パフェについて実は知らなかった疑問を、パフェ評論家・斧屋さんが答えてくれた。名作&秋の新作もあわせて紹介しよう。
Q:パフェとサンデーどう違うの?
A:器の形で区別している場合が
「背の高いグラスに盛り付けたのがパフェ、背が低く広めの口のグラスがサンデーとされることが多いのですが、明確な定義はないのでお店によって解釈はさまざま。パフェは、フランス語の“パルフェ”からきています。本場は平皿にアイスなどが盛られたデザートで、明治時代の文献にも登場します。日本ではフルーツパーラーができた大正時代以降に背の高い“パフェ”が誕生し、全国区に」(斧屋さん、以下「」内同)
【コーヒーゼリーサンデー 572円/ロイヤルホスト】
甘じょっぱさがクセになるコーヒーゼリーサンデーは、塩キャラメルアイスと店で仕込むコーヒーゼリーをメインに、少しずつアレンジを加えて8年目のヒットメニュー。
初登場は2009年。まだブレイク前だった塩キャラメルが海外で話題と知り、「和菓子で甘じょっぱさに親しんできた日本でも喜ばれるはず!」と、いち早くメニュー化。
Q:パフェが広まったのはいつから?
A:昭和40年代には庶民にも
「大正時代には『資生堂パーラー』などが流行ったものの、高級な果物やアイスは庶民には手の届かないものでした。東京オリンピック後の昭和40年頃には、街の喫茶店でも定番メニューになっていったと考えられます」
Q:旬のフルーツパフェをリーズナブルに食べるには?
A:ファミレスの季節メニューが狙い目!
「最近のファミレスパフェは、フレッシュな果物を使っているのはもちろん、トッピングもひとひねり効かせていて盛り付けも豪華です。パフェが人気のファミレスは多いので、競争意識が高く、クオリティが毎年上がっています」