11.5ゲーム差を引っくり返した北海道日本ハムの史上稀に見る逆転劇の立役者は、二刀流で投打に大活躍した大谷翔平(22)であるのは間違いないだろう。こんな活躍の仕方をした選手はこれまでにいないため、来季の年俸がどうなるのか、予想もつかない。
今季年俸2億円の大谷は、140イニングを投げて10勝4敗、防御率1.86。打者としては104試合に出場して104安打を放ち、打率.322、22本塁打、67打点の成績を残した。阪神タイガース元球団社長の野崎勝義氏からは、4億円でも安いという声も聞こえるなか、では、一体いくらが大谷の“適正年俸”なのか。
『プロ野球なんでもランキング』の著者・広尾晃氏が作成した、各球団の高額年俸選手のコストパフォーマンスの一覧を参考に考えてみよう(大谷は「投手で1億」「野手で1億」で計算)。
◆高額年俸選手「コスパ」一覧
【主な投手編】1アウト当たりのコスト
大谷翔平(日本ハム、22):23.81万円
涌井秀章(ロッテ、30):38.87万円
メンドーサ(日本ハム、32):50.38万円
マイコラス(巨人、28):87.27万円
内海哲也(巨人、34):124.22万円
松坂大輔(ソフトバンク、36):13333.33万円
【主な打者編】1塁打当たりのコスト
大谷翔平(日本ハム、22):52.63万円
山田哲人(ヤクルト、24):75.34万円
松田宣浩(ソフトバンク、33):85.94万円
坂本勇人(巨人、27):92.25万円
村田修一(巨人、35):112.36万円
ゴームズ(楽天、35):1250万円