新ドラマ『キャリア~掟破りの警察署長~』(フジテレビ系)で警察官を演じる玉木宏。連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)以来の、連続ドラマ出演となる玉木を『女性セブン』が撮り下ろしインタビュー。小さい頃の夢は叶ったのか――玉木が語る。
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ドラマは警察が舞台ですが、ぼく自身が子供の頃に憧れていた職業は俳優なんです。野球とかスポーツ選手に憧れた時期もありました。サッカーもJリーグは始まっていましたけど、まだ今ほどの人気ではなかったので、ぼくは野球派でした。
でも、14才から芸能界に興味をもっていたので、自分でオーディションを受けたりしていました。今、振り返ってみると、14才って早いですよね。ただ、その頃は「芸能界に入って、テレビに出る」という、すごく漠然とした夢だったんです。
だから自分がいざ、俳優の世界に足を踏み入れてみても、いまだに子供の頃の夢が叶ったという感覚はないんです…。もちろん今、テレビや映画に出させていただいているんですけど、だからといって子供の頃の夢が叶っているのかというと違うかな、と。
上を目指そうと思えば無限にあるし、何がゴールかもわからない“形のない世界”なので、夢を叶えたという実感をもつのが、なかなか難しいのかもしれないですね。
でも、自分が携わった映画やドラマを見て、元気になったと言ってもらえたらうれしいな…と、いつも思いながら演じています。今回も刑事ドラマといっても決して題材が難しいわけではなくて、テンポ感もある作品なので、日曜日の夜に楽しみながら見ていただきたいです!
◆『キャリア~掟破りの警察署長~』
(毎週日 夜9:00~9:54 フジテレビ系)
北町署の新署長に就任した遠山金志郎(玉木宏)は、キャリアのエリート警察署長でありながら、気になることがあると自ら現場に足を運び、独特の捜査方法で事件を解決してしまう。現場の常識とはかけ離れた遠山の捜査方法に、捜査員たちとの対立は深まるばかりで…。オリジナル脚本のヒューマン刑事ドラマ。
撮影■尾形正茂(SHERPA)
※女性セブン2016年10月27日号