「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」がYouTubeで世界的大ヒットとなっている「ピコ太郎」。本名は不明。千葉県出身の53才のシンガーソングライター。血液型A。新婚で78才の妻がいる。尊敬する歌手はスティービー・ワンダー(66才)や石川さゆり(58才)──。
その正体は謎に包まれているが、ピコ太郎と“同一人物”ではないかと囁かれる瓜二つのタレントがいる。彼の名は、古坂大魔王(43才)。ピコ太郎の“プロデューサー”だという。
「古坂くんは小学校の頃から地元・青森のラジオ局に投稿して、レギュラーのように出演していました。体が大きくてスポーツもできて、野球をやったり、柔道をやったり。通知表にはいつも“うるさい”って書かれてましたね」(地元の知人)
古坂大魔王は、1992年にお笑いトリオ「底ぬけAIR-LINE」のメンバーとしてデビュー(後に1人抜けてコンビに)。今年で芸歴24年だ。1990年代に人気を誇ったバラエティー番組『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)などに出演し、くりぃむしちゅーは同期、ネプチューンは2年下の後輩だ。お笑い関係者が言う。
「知る人ぞ知る、玄人好みの芸人です。芸人仲間たちの評価は“芸人がいちばん笑う芸人”。爆笑問題の田中さんやくりぃむの上田さん、有田さんが“アイツはおもしろい”とベタ褒めで、上田さんは、“古坂のおもしろさを世間に伝えたい”と、古坂と自分がレギュラー出演するCS番組をポケットマネーで作っているほどです」
いくら楽屋では芸人仲間を笑わせていても、そのシュールすぎるネタは本番でウケなかった。それでも、古坂をいつも目にかけていた大物落語家がいた。
「芸に厳しいことで知られた故・立川談志師匠です。師匠は古坂に“お前、すごいな”と声をかけ、自宅に招いて酒を振る舞いながらお笑い談議に花を咲かせたそうです」(前出・お笑い関係者)
その“才能”は折り紙つきだったのだ。
※女性セブン2016年11月3日号