映画『バースデーカード』が、公開になっている。10才の時に亡くなった母から、毎年届く娘へのバースデーカード。手紙を通じて成長していく紀子と家族の愛の物語だ。
娘・紀子を好演した橋本愛(20才)、母親を演じる宮崎あおい(30才)が初共演した話題の映画。娘を持つ小野寺千晶さん(44才)、満本直美さん(44才)、奥村知子さん(40才)の3人の読者が一足先に観てきました!
亡くなった母から届くバースデーカードを通して成長していく紀子の姿に、試写を観終えた3人はどんな感想を持ったのだろうか。
奥村:幼い紀子に「ママは希望通りの人生が送れてるの?」って言われてお母さんが絶句するシーンは切なかったですね。
満本:病気を隠しているから本当のことを言えないツラさ…。子供の成長を見届けられないかもしれない苦しさ、悔しさは相当なものですよ。
小野寺:未来の我が子の姿を想いながら、病室で手紙を書く母の姿は泣けました。
奥村:19才の手紙のシーン、悲しかったですね。
満本:私は娘たちがまだ8才だから、19才の姿なんて想像つかない。今日のことで精一杯で…。
小野寺:ホント。でも、この日常がいつなくなるともわからない。この映画を観て、何気ない日々こそかけがえのないものだって、改めて思いました。
満本:娘たちにバースデーカードをちゃんと書こうと思いました。読み返したときに、愛されていたんだなって感じられるものだから…。
小野寺:私が二十歳のときに母からもらった手紙は今でも宝物。母はもう亡くなりましたが、今でも時々読み返すんですよ。
奥村:ちょっと落ち込んでいたとき、娘がチョコレートの箱に「ファイト!」ってメッセージを書いてそっと渡してくれて…。それだけで大号泣しました。
満本:私たちみたいな普通の人生の中にも愛の物語がある、この映画はそういうことを思い出させてくれます。最後の結婚式のシーンも素敵でした。
小野寺:いつもより子供たちに優しくなれそう。
※女性セブン2016年11月3日号