山田孝之主演の人気シリーズ最終作である映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が公開され、主人公ウシジマに命の危険が迫るシーンが話題となっている。そんな中、コラボ書籍『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』の中で、自身に命の危険が迫った過去を打ち明けているのが堀江貴文氏だ。
同書によると、2002年頃、東京・六本木で堀江氏の誕生日パーティが開かれた時、突然、会場に「目つきのおかしい身体の大きな男たちが数人、入ってきた」という。堀江氏の知り合いというわけではなく、後にわかったことだが、そのうちのひとりは「関東連合の元リーダー」の男性だったという。
男性は2010年の市川海老蔵暴行事件、2012年の六本木フラワー襲撃事件への関与でも知られ、一升瓶を手に持って堀江氏に近づき、いきなり「表に出ろ!」とすごんできた。堀江氏が「出るかボケ」と応じると、襲いかからんばかりに一升瓶を振り回し出したという。
堀江氏に「ヤバイ、これはマズい…」と最悪の結末が頭をよぎった瞬間、周囲にいた知人がとっさの機転を利かし、人混みに紛れさせて会場の裏口から外へ逃がしてくれたという。「当時の関東連合系のアウトローは制御がきかないヤバさで、有名人なら誰でも襲ってやろうというノリだった」と堀江氏。
こうした経験があったからか堀江氏は現在、「暴走するヤツに殺されたくないので、なるべく人混みを避けて暮らし、ひとりでの行動も避けている」という。狭い空間で拘束される事態を避けるため、「電車やバスにもまず乗らない」といい、身の安全には最大限の注意を払っている旨も打ち明けている。
◆堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。ライブドア元代表取締役CEO。東京大学在学中の1996年起業。以後、プロ野球参入やニッポン放送の買収表明、総選挙立候補など次々と脚光を浴びる。現在は、自身が手がけるロケットエンジン開発など様々な事業で幅広く活躍。新著『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』は発売1週間で大増刷。