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秋の「ザ・とっくり」着こなし術を植松晃士氏が伝授

植松氏が今季のタートル着こなし術を解説

 世の中のオバサマが健康で美しく生きていけるように、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイスを送る! 今回は“とっくり”の着こなし術を伝授します。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! ついこの間、夏が終わったと思ったらもう11月。今年も残り2か月なんですね。オシャレの季節、秋を思い切り楽しみましょう。

 皆さまが大好きなタートルネックが、秋冬のトレンドアイテムに復活しましたよ。去年までは首元がルーズな感じのオフタートルが主流でしたが、今年はごくベーシックな「ザ・とっくり」と呼ぶべきタートルネックセーターが揃っています。

 懐かしいですねぇ。鈴木保奈美さんが紺ブレにタートルを着て、「カンチ!」って織田裕二さんを呼んでた頃。『東京ラブストーリー』は1991年放送ですから、25年も前のドラマなんですね。

 当時のとっくりセーターはアームホールにかなりゆとりがあり、二の腕の辺りも余裕のあるシルエットでしたが、今のタートルは全体にコンパクト。ジャケットやコートのインナーにも着やすいシルエットになっています。とはいえ、数年前に流行ったものほどタイトなシルエットではなく、丈も短すぎない普通丈。

 リブ編みの部分については、いにしえのものは結構きつく編まれていて、手首の部分できゅっと締まって、ウエストもブラウジング(ウエストにふくらみを作ること)できるようなラインでした。

 ですから、いくら「タートル復活!」でも、カンチ時代のものをそのまま着ることはできません。着こなしの注意点としては、黒など濃い色を選ばないこと。フェイスラインのたるみが強調されて、しかもお顔が大きく見えてしまいます。黒は便利な色ですが、大人世代は、できれば白やサックスブルー、パステルピンク、あるいはライトグレーなど、お顔を明るく見せてくれるものを選びましょうね。

 もうひとつ、ニットはそもそもリラックスアイテムです。なので、大人っぽくするためには、ジャケットなど羽織りものできちんと感を出しましょう。もちろん、アクセサリーは必須。特にイヤリングやスカーフで、お顔周りは賑やかに飾りましょう。

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