いまや日本でもっとも「嫁の座」を狙われているプロ野球選手、日本ハムの大谷翔平(22)。『週刊ポスト』ではお節介にも大谷の「お嫁さん」にふさわしい女性像が誰なのかを探るため、全国の50~70代の男女300人にアンケートをとった。すると全体の76%が「一般女性」と答え、次に多かったのは「同級生」(5.7%、17人)だった。一方、最も目の敵にされたのが女子アナだ。
「バカな女子アナだけはやめてほしい」(71歳男性)という辛辣な意見も少なくなかった。球界の御意見番の広岡達朗氏がこう力説する。
「女子アナはダメダメ。外で働いていて家事をする時間もないんだから。きれいなマニキュア塗って、料理なんかできるわけない。美人かどうかは二の次。健康管理ができる人じゃないと。嫁さんの顔が良くても、ホームランは打てませんよ」
巨人、西武などでコーチ経験のある評論家の黒江透修氏は別の観点から“女子アナ妻”のデメリットを指摘する。
「現場の取材経験が豊富な女子アナだと、生半可な野球の知識があって、調子の悪いときなどには“どうしてあのボールを振ったの”なんて説教しかねない。そうなったら夫婦喧嘩になる。家に帰ってまで神経が休まらないのはいただけない」
否定的な意見が相次ぐ中で、「女子アナ妻にも長所がある」と語るのは、ヤクルト、巨人、阪神の3球団で4番を打った野球評論家の広澤克実氏である。
「社会へ出て仕事をしてきているので、プロの厳しさについて理解もあるし、社交性や協調性もある。またメジャー志向の選手にとっては、その“語学力”が頼りになる」
メジャー16年目の今年、メジャー3000本安打を達成したイチローの妻は元TBSアナウンサーの福島弓子だ。
「イチロー選手の好物であるカレーを毎朝作っているのは有名な話。野菜嫌いの夫のために工夫を凝らし、試合時間から逆算して食事を準備している。さらに、英語力を駆使してイチロー選手がこれまで稼いだ300億円ともいわれる資産の管理会社まで運営している」(福島の知人)
メジャー移籍が“秒読み”段階に入ったといわれている大谷にとっては、女子アナという選択は意外と“アリ”なのかもしれない。
ちなみに、前述したアンケートでは、日本テレビの水卜麻美アナ(29)、元フジのカトパンこと加藤綾子(31)、テレビ朝日の宇賀なつみ(30)らを“嫁候補”に推薦する声が上がった。
撮影■山崎力夫
※週刊ポスト2016年11月18日号