《よくぞ言ってくれました》
《デキ婚、憧れです》
《結婚後に妊娠のプレッシャーを感じるより、勝ち組!》
10月30日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)で満島ひかり(30才)が明かした結婚観が大きな反響を呼んだ。この日は歌手のCHARA(48才)と出演。話題は1995年、CHARAと浅野忠信(42才)のデキ婚にさかのぼった。
CHARA「(その当時)メジャーな人で、妊娠、デキちゃった結婚みたいな例がなかったんで、周りが戸惑ってた。私はべつに“いぇ~い”みたいな感じだったんですけど」
満島「でもデキちゃった方がいいですよね。みんな好きな人とデキちゃったらいいと思います!」
満島は今年初めに映画監督の前夫と離婚、現在は永山絢斗と(27才)との熱愛が報じられているが、子供はいない。満島の“デキ婚願望”の真意はさておき、この発言に共感の声を上げたのは冒頭のとおり結婚適齢期を迎えるアラサー女子たちだった。
「デキ婚っていちばんいろいろと言い訳が効くと思うんです。仕事は辞めたくないけどちょっと休憩したいし…というアラサーにとって魔法のよう。ただの結婚だと仕事は休めませんから。相手もいる上に、妊娠もできる。かなりデキる女の人だなぁ、と憧れます」(28才)
「年齢を重ねていくと子供以外に結婚しなければいけない理由がどんどんなくなっていく気がして…。デキ婚OKという風潮を盛り上げてくれないと困るんですよ」(32才)
「結婚してからセックスレスや不妊治療で悩む夫婦が多すぎる。子供が欲しいならデキてから結婚するのがいちばんシンプル。高校生のデキ婚とかをすすめているわけではないけど、いまどき、順番はこっちの方がしっくりくる」(27才)
若い世代だけではない。
「結婚もしてほしいし、孫も欲しい。それなのに、ウチの子は40才になってもずっと実家暮らしで“このままでいい”だって。デキ婚が恥ずかしいなんてそんなのないわ。うらやましいわよ」(64才)
「順番が逆」とデキ婚が批判され、双方の両親がビビりながら顔を合わせるというのも今は昔の話なのか…。夫婦間の問題に関する著作を多数執筆している亀山早苗さんによると、若い世代を中心にデキ婚に対する考え方は変化しているという。
「授かり婚とかWおめでた婚とか、きれいな言われ方をするようになりましたよね。それはここ10年ぐらいでできた流れです。最近は結婚のきっかけを掴めない人が多いんです。4~5年と長く同棲していても、“早く結婚しなさいよ”と世話を焼く人がいなくなりましたし、何事も変化を恐れて決断できない男性が増えました。そういう時代背景もあって、デキ婚を支持する女性が増えているのではないでしょうか」
とはいえ、年頃の娘からデキ婚を報告されたら…そんなにサバッと割り切れる気はしないが、安室奈美恵(39才)のデキ婚が世間を騒がせてから19年。かくも世の中は変わっているようだ。
※女性セブン2016年11月24日号