家の中を整えることで運気は良くなる。『幸せの波動表 ユミリー風水2017 幸運を引き寄せる「開運バイブル」』の著書がある風水研究家・直居由美里さんに、家族のすこやかな暮らしにつながる風水について聞いた。
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風水理論の基礎である陰陽五行は、東洋医学とも結びついています。西洋医学は病気の症状が出てから対症療法で治療しますが、東洋医学は人体の五行のバランスを整えることが健康につながると考えます。
木・火・土・金・水の五行は方位や季節、時刻だけでなく、自然界のあらゆる現象を司り、人体や病気も含まれます。
人体では木は肝臓、火は心臓、土は胃腸、金は肺、水は腎臓や膀胱、婦人科系に対応します。たとえば、火の五行が足りないか、過剰になると心臓に問題が起こりやすくなります。また、がんや肥満は土の五行に関係すると考えられています。
もちろん、風水ですべての病気が防げるわけではありませんが、五行のバランスが整った環境に暮らしているうちに、心身の状態も好転していきます。植物が土壌と天候に恵まれてすくすくと育っていくのと同じことです。反対に、体が健康でも、バランスが乱れた家で生活すると悪い気が体内に蓄積されていきます。
人間の体内は血液が循環していますが、それと同じように気も流れています。「元気」「病気」、そして「病は気から」という言葉からもわかるように、東洋の考え方では、心だけでなく、体の状態も気が支配するとされているのです。
活力あふれる人からはパワフルな気が放出され、周囲に影響を与えます。「あの人にはオーラがある」という表現もある通り、特別な能力がなくても人が発する気を感知することができます。