ライフ

料理は科学と語る料理研究家 冬、必ず食べたくなるたらこ飯

ほろりとしてまったりおいしい「たらこご飯」

「『料理は科学』が私の信条。子供の頃からよく“実験”していて、たらこご飯を発明したのは中学生の時でした。当時、冬になると北海道から新鮮なたらこがたくさん届いて、これを炊き込んでバターをのせて食べたらどうか…と。ドンピシャでした。焼きたらこと一味違い、おこげもおいしくて。味つけは変えながらも、今も冬になると必ず食べたくなる一品です」

 そう語るのは料理研究家の松田美智子さんだ。知っているようで知らないタラコ。どんなものなのか改めて振り返ってみよう。スケソウダラの卵巣を塩漬けにしたものを「たらこ」という。実はたらこは偶然の産物で、北海道でスケソウダラ漁が始まった明治時代後半、捨てるのに困った卵を塩漬けにして販売してみたら大うけ。

 大ヒット商品になったのがきっかけだといわれる。ちなみに明太子は、このたらこに唐辛子で味つけしたものだ。たらこは栄養の宝庫で、エネルギー代謝を促すビタミンB1、肌や粘膜を保護し、肝臓の働きを活発にするビタミンB2、抗酸化作用に優れ老化を予防するビタミンEなどのビタミン類が豊富で、また、悪玉コレステロールの排出を促し、生活習慣病を予防するタウリンもたっぷり。ただしプリン体も多いため、尿酸値が高い人は注意が必要。塩分やコレステロールも多く含有することから、食べすぎに注意したい。

【保存法】
 たらこは成熟するとひと粒ひと粒が膨らんでくるため、全体の形もふっくらと丸みを帯びる。粒が張って大きく、キラキラ光っているものが新鮮な証拠だ。保存は、ラップしてバットなどに平たく並べて冷蔵庫へ。塩漬けされているとはいえ、乾燥と劣化は進むので、なるべく早く食べ切ること。

【たらこご飯のレシピ】
(1)米2カップはといで10分(新米の場合は5分)浸水し、ざるに上げて15分間水切りをする。
(2)土鍋に(1)を入れてたらこ大1腹をのせ、だし1と2分の1カップ、酒大さじ3、ナンプラー大さじ2~3を加えて炊く。
(3)蒸らし終わったらたらこを崩しながらご飯と合わせる。

※女性セブン2016年12月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

矢部美穂と母の●さん
タレント兼実業家・矢部美穂が語るバー「YABEKE」の現状「あと5年は続けたい」「矢部家の人間が1人は居ないとダメ」
NEWSポストセブン
アーティスティックスイミング(シンクロ)北京五輪代表の青木愛さん(HPより)
《オープニングでMC松下奈緒の隣にいる美女》神田正輝が消えた『旅サラダ』に元五輪スイマーが大抜擢された意外な理由
NEWSポストセブン
ご心労が絶えない紀子さま(2023年、ベトナム・ハノイ。写真/時事通信フォト)
美智子さまの大腿骨骨折で紀子さまが介護の準備に奔走 今こそ問われる“雅子さまとの間にある見えない距離” 
女性セブン
パリ五輪の競泳女子でパラグアイ代表を務めたルアナ・アロンソ(インスタグラムより)
《目のやり場に…》パリ五輪選手村追放のパラグアイ20歳女子競泳選手が「過激SNS」で新たな活動をスタート「学費の足しに」
NEWSポストセブン
送検のため神奈川県警青葉署を出る宝田真月容疑者(時事通信フォト)
《闇バイトで強盗殺人》「本当にうちの孫がやったんですか…」実行犯・宝田真月容疑者の祖父が明かした“おじいちゃん子”だった孫
NEWSポストセブン
露出が多い投稿をしているのは“Hカップの浪人生で21歳”だそうだ(Xより)
《レストラン内で丸出し》相次ぐ「公共の場で脱ぐ」X投稿の問題点 集客目的で炎上バズりの裏にある「規制の限界」
NEWSポストセブン
俳優の織田裕二と柳葉敏郎
映画『室井慎次』新作、「スピンオフなのに異例の2部作」となった背景 柳葉敏郎はフジテレビの路線変更に困惑も 
女性セブン
30年以上ぶりにフジテレビのものまね番組に出演したコロッケ(時事通信フォト)
《32年前にフジテレビ断絶のコロッケが和解出演 》『ものまね王座決定戦』降板事件で「真っ黒だったスケジュール表が真っ白に」番組側との確執
NEWSポストセブン
つけ麺チェーン「三田製麺所」で撮影された問題の写真(Xより)
《あられもない姿に困惑》またも丸出し“浪人生”女性が〈どっちが好き??〉と店内で胸露出 『三田製麺所』は「顧問弁護士と協議の上で対応を検討」
NEWSポストセブン
大谷翔平の新居情報が流出してしまった(写真/AFLO)
《大谷翔平、受難再び》“30億円新居”情報の流出騒動 家具アーティストのSNS経由で特定され、“豪邸と寝室写真”がネット上を回遊 
女性セブン
ドラフト会議で注目を集める清原正吾さん
《清原和博の長男》清原正吾のプロ入り志望で母・亜希さんの葛藤 近くで見たプロ野球選手のシビアな現実、「一般企業に就職を…」との思いも 
女性セブン
物議を醸した兵庫県の風俗店に勤務している女性(Xより)
《批判殺到でX投稿を削除》しゃぶしゃぶ店で丸出し女性が〈どっち食べる〜??〉ニットたくし上げ胸露出 店舗側は「法的措置も含め厳正に対応する所存」
NEWSポストセブン