朝から暗く分厚い雲が垂れ込めた11月21日、長期欠席を経て変則登校が続く愛子さまは、この日も6時限目の英語の授業のみの登校だった。
「少しずつご体調はよくなり“激やせ”といわれた時に比べるとだいぶ戻られたように思います。ただ、すべての授業に出席できる状態ではなく、しばらくはご様子を見ての登校になるでしょう。
現在、愛子さまは車に乗られたまま学習院女子中等科の敷地内に入っていかれています。欠席前は、学校から300mほど離れた場所で車を降りられ、歩いて門をくぐられていた。やはり快復の途上であることがうかがえます」(皇室記者)
現在中学3年生の愛子さまは12月1日に15才を迎えられ、来年4月から高校へ進学される。多くの皇族方がそうであったように、愛子さまは大学までエスカレーター式の学習院で学ばれている。だが、最近になって周囲ではこんなことが囁かれている。
「愛子さまは、上智大学への進学を希望されているのではないか」
事情を知る宮内庁関係者が声低く明かす。
「少し前から愛子さまには、東宮御所で勉学を教えてくれる、いわゆる“家庭教師”がいるのです。その女性は上智大学の出身で、英語が堪能。愛子さまの英語学習を助けているそうです。
彼女からは、英語の知識だけでなく上智大学の校風やカリキュラムについてもお聞きになり、愛子さまはとても興味を抱かれているそうです。高校はこのまま学習院女子高等科へ進学され、3年後に大学受験をなさるお考えもあると聞いています」
学習院は「皇族のための教育機関」である一方、近年は皇族の“学習院離れ”が顕著だ。秋篠宮家の長女・真子さまが女子高等科を卒業後、国際基督教大学(ICU)へ進学されたのをはじめ、次女の佳子さまも一度は学習院大学へ進学されたものの中退され、現在ICUで学ばれている。また、悠仁さまはお茶の水女子大学附属小学校に通われている。
「愛子さまは東宮家の内親王ですから、真子さまや佳子さまのように自由に進学先を選ぶことは簡単なことではありません。それでも、選択肢として別の大学をお考えになる理由には、学習院側との埋められない溝が見え隠れしています」(別の宮内庁関係者)
初等科時代のいじめ問題、中等科に進学されてからの不規則登校など、愛子さまの学校生活は決して平坦なものではなかった。
「雅子さまは学習院が愛子さまをあまりに“特別扱い”しすぎることや、その一方で問題が起きたときの対応の遅さに、不満を漏らされたこともあったといいます。
今回の長期欠席中、宮内庁側は愛子さまの病状や様子について学習院側に詳細を伝えておらず、変わらない溝があることが感じられました。かつて、雅子さまが愛子さまの進学先に東大やハーバード大を検討されていると報じられたことがありましたが、愛子さまの上智大学進学のご希望を、雅子さまが後押しされるのも考えられない話ではありません」(前出・別の宮内庁関係者)
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年12月8日号