離婚から約18年が経ち、あの元夫婦が雪解けを迎えていた──。芸能関係者がいう。
「薬師丸ひろ子さん(52)と玉置浩二さん(58)が、最近になって和解したそうなんです。薬師丸さんの方から、玉置さんに連絡をしたそうですよ」
1987年に玉置が薬師丸のシングル曲『胸の振子』を作曲した縁で急接近し、1991年に結婚。人気絶頂のアイドルとミュージシャンの結婚は、「大物カップル誕生」と大いに盛り上がった。
しかし、結婚生活はわずか8年で終わりを迎える。薬師丸の34歳の誕生日パーティーの場で玉置が、「今日で別れます」と“離別宣言”したことが話題となった。
お互いの道を歩むための「円満離婚」を強調したが、離婚の原因として「薬師丸の家族と玉置の不和」などが報じられ、現在まで「絶縁」が囁かれていた。
両者のわだかまりは最近まで大きかったようだ。映画『今度は愛妻家』(2010年)での薬師丸の演技に玉置が感動し、〈一度は一緒になったってことを誇りに思えるような歌を作るからね。ごめんね〉というメッセージを書いた手紙を送ったところ、薬師丸からの返事はなかったと、玉置自身がインタビューで明かしている。
そんな2人が、ここにきてなぜ和解と相成ったのか。前出の芸能関係者がいう。
「薬師丸さんは今年で歌手デビュー35周年。それを記念して最近、映画音楽のカバーアルバム『Cinema Songs』をリリースしました。そこで、玉置さんの『コール』という曲をカバーしているんです。
この曲は薬師丸さんの主演映画『ナースコール』(1993年)の主題歌。当時、夫婦だった2人にとっては思い出深い曲です。今回のアルバムはすべて薬師丸さんの自選曲で、薬師丸さんはこの曲がアルバムに欠かせないと考えカバーするにあたり薬師丸さんの方から玉置さんに歩み寄ったそうですよ」
この20年ぶりの「雪解け」について薬師丸のマネージャーは「全曲、版元に許諾を戴きました」と回答した。
離婚から約18年後の“ラブコール”。なんにせよ、名曲「コール」が2人を再びつないだのである。
※週刊ポスト2016年12月9日号