不倫はしてみたいが「もし妻にバレたら」と思うと……。どうすれば妻にバレずに“完全犯罪”ができるのか、その掟を不倫のプロたちに聞いてみた。素人不倫モノを数多く撮影するなかで、多くの実体験を耳にしてきたAV監督の溜池ゴロー氏が推奨するのは、徹底したアリバイ作りと妻への言い訳だ。
「軽自動車に乗っている郊外の人妻は、旦那と別の足(車)を持っているケースが多く、不倫相手にもってこい。そんな人妻と待ち合わせする時は、ショッピングモールまで互いの車で行き、自分の車はそこに置いたまま、女の車で少し離れたホテルに向かう。そして事が終わったあとは、ショッピングモールに戻る。アリバイを作っておくわけです」
また、妻への言い訳は「事前に脚本を作らなければいけない」という。
「『仕事で遅くなった』とか『会社の○○と飲んでいた』といった大雑把なものではなく、『7時に渋谷の居酒屋のどこそこで飲んでからバーでハシゴしたんだけど、○○が嫁の愚痴こぼすんで大変でさぁ』というように、事細かなシチュエーションを作り込み、嘘を演じきる気合いが必要です」
数々の“不倫バレ”の瞬間を見聞きしてきた、不倫探偵はこう語る。
「大原則は生活スタイルを変えないこと。『急な家族サービス』など生活パターンが少しでも変わると、妻は敏感に感じ取ります。『露天風呂付き』などの検索ワードや、妻とは行かないようなフレンチレストランを検索してバレることもあるので、パソコンの履歴はこまめに消す。
車のカーナビを点けた際に、不倫相手と旅行した場所がスタート地点として表示されてしまったケースもある。車は家族の共有物ですから、カーナビの機能は熟知しなければなりません」
これからの季節で心配なのが、「年賀状」だ。
「“奥さんへの意思表示”として送ってくる場合、メッセージが書き込まれている場合もあり、見つかると大事になるので、年賀状回収は妻にさせてはいけない」(同前)
※週刊ポスト2016年12月9日号