芸能

SHIHO 「どれくらい輝き、衰えたいか決めるのは自分」

16才でデビューしてからずっと第一線に立ち続けているSHIHO

「ちょっと、この部屋乾燥してるよね? 一回、ドア開けちゃおっか?」

 インタビュー会場に入ってきたSHIHO(40才)は、ひと通り挨拶を終えるとそう言った。そして、「私が私の管理人ですから」と、ちゃめっ気たっぷりに笑う。真っ白なシャツにくるぶし丈のワンピース姿の彼女は、真っ赤な口紅が映えるヘルシーなツヤ肌をしていた。

 こういったシンプルだけど徹底した自己管理がいかに大事か。記者は自分のカサカサになった頬を触って自己嫌悪に…。寒くて乾燥しているから仕方ないと見て見ぬフリをしていたが、それは決して理由になっていない…。

「自分を喜ばせるのも、自分を嘆かせるのも、全部自分しだい。だって自分のことは誰もやってくれないですもん! どれくらい輝きたいか、あるいはどれくらい衰えたいか。それを決めるのも自分ですから」(SHIHO、以下「」内同)

 こんなふうに考えるようになったきっかけは、2011年10月、夫で格闘家の秋山成勲(41才)との間に長女・サランちゃん(5才)が生まれたことだった。

「30代は、結婚や出産があって、仕事も続けられて、とても幸せな環境に恵まれたけれど、振り返れば、自分を取り巻く人や周りとのバランスを取るのが本当に大変でした。良い妻に、良い母に、良いモデルに、って一生懸命になっているなかで、自分自身がとてもすりきれてボロボロになっていることに気づいたんですね。“自分らしさってなんだっけ?”って、そんなことすらわからなくなってしまっていました」

 働く女性はもちろん、子育てママや親の介護に翻弄されている人…それは誰しも思い当たるフシがあるのではないだろうか?

 さらにSHIHOは40才になる直前、年齢への焦りから「もうひとり子供が欲しい」と、不妊治療もしていた。

「時間をかけて考えて、初めて体外受精を試みました。でも、結局うまくいかなくて流産してしまったんです。そのときはめまぐるしい変化に心と体がついていかず、矛盾と葛藤の日々になりました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン