今年のNHK紅白歌合戦は、大物歌手の落選や世代交代が目立ち激変。そんな「紅白」の“裏合戦”をレポートする。
デビュー直後にブレークしたPUFFYも意外な初出場。スポーツ紙芸能記者が語る。
「1996年にブレークしたPUFFYですが、その年の紅白のオファー前から民放主催のカウントダウンイベントの司会が決まっていた。やむなく紅白を断ったものの、イベント会場はNHKホールの隣にある渋谷公会堂。これにNHK関係者が心証を悪くして、その後はどれだけヒットを出しても一度もオファーがなかったようです」
NHKは伝統的にCM曲を歌わせることを避けるが、auの人気CM「三太郎」シリーズでCM曲『海の声』を歌う桐谷健太(36才)が当選。その裏にも大人の事情が。
「NHKは今年大ヒットした映画『君の名は。』の主題歌『前前前世。』で若者に人気のRADWIMPSをどうしても出場させたかったが、彼らはほとんどテレビに出ません。交渉の結果、“同じレコード会社の桐谷の『海の声』とセットなら”ということになったそうです」(芸能関係者)
大竹しのぶ(59才)は女優として知られているだけに、なぜ? と首をかしげる人も多いのではないか。
「昨年まで常連だった美輪明宏さん(81才)の枠を継いだと言われています。美輪さんは長年、フランスのシャンソン歌手であるエディット・ピアフを舞台で熱演し、紅白では何度もピアフの『愛の讃歌』を歌ってきました。最近、大竹さんもピアフの舞台に挑戦していて、『愛の讃歌』が大好評なんです。順当な当選ですよ」(前出・記者)
会見でサプライズ発表されたのがAKB48の「紅白選抜」。総勢300人超のAKB48グループから、視聴者の投票で選ばれた48人だけが紅白のステージに立てるという試みだ。
「今年の紅白では、AKBの姉妹グループが軒並み落選し、今勢いのある乃木坂46と欅坂46が出場します。行き場を失ったAKBメンバーとファンを満足させるため、総選挙を行うことにしたんです。1人1票の純粋な投票でどのメンバーが人気なのかを知りたかった秋元康さんも乗り気とのことです」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2016年12月15日号