旧約聖書をモチーフに運命的な兄弟と禁断の愛を描いた『カインとアベル』(フジテレビ系)。挑戦的ともいえるテーマで“月9初主演”に臨んでいる山田涼介(23才)に、禁断の表情をリクエスト。瞬時に世界観を創り上げる表現力を持つ山田が、“月9”に挑む心境とはー!?
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“月9”はすごくブランド力のある枠だという意識が強かったので、まさか自分が主役に選ばれるとは思っていなかったから、最初はびっくりしました。でも、月9の主演だと意識しすぎて、プレッシャーを感じすぎても仕方がないな…と。プレッシャーを持ちすぎて枷になってしまうのは嫌なので、あくまでもフラットな気持ちで現場にいるようにしています。連続ドラマに出るのは約2年ぶりと久しぶりだったので、ドラマのスタート日にはこんなに緊張するものだっけ?と思うくらいソワソワしていました(笑い)。
1話の放送前にぼくは3回、完成版を見たんですよ!(笑い)。「旧約聖書が原案の物語」と聞いた時には、月9で旧約聖書!? と思って、正直つかみどころがない感じがしたんです。でも、台本が出来上がってきたら、すごくおもしろくて! 映像になったらさらにおもしろくなっていて、一人一人のキャラクターがとても立っている作品だと思います。それぞれの気持ちが入り乱れているので、この先もどうなっていくんだろう…というドキドキ感、ハラハラ感を楽しみながら見ていただきたいですね。
禁断の愛もテーマですけど、ぼくなら兄弟の好きな相手だったら諦めます。禁断の愛よりも、平和な愛がいい(笑い)。障害なく上手くいくのが、いちばんいいですよね~。出会いも特別な感じよりも、普通に出会いたい(笑い)。結婚願望はすごく強いので、いずれはしたいなと思っています。
自分はお姉ちゃんと妹がいるんですけど、3きょうだいってすごく楽しいので、子供はたくさんいたらいいな。家族もすごく仲がよくて、家族のグループメールで頻繁に連絡を取っているんですよ。ぼくの出ている作品を見て、家族が「おもしろかったよ」と感想を言ってくれるのも嬉しいですね。親孝行できているのかなと思えるから。
今回、Hey!Say!JUMPで主題歌も担当させていただいてるんですけど、ドラマの中で聞いた時にすごく生きる曲だなと思っています。大人になってきた今だからこそ、こういう声色で歌える曲だし、自分たちが大人になったなとしみじみ感じる曲ですね(笑い)。新たな一面が感じられると思うので、ドラマと共に曲も聴いていただけたら嬉しいです!
※女性セブン2016年12月15日号