様々なグルメを楽しむことができる屋台。しかし、屋台を利用するには、ぜひとも知っておきたい“いろは”がある。福岡県移動飲食業組合連合会・会長の白石幸生さんに、その“いろは”を教えてもらった。
◆入店時にトイレの場所確認を
屋台は屋外にあるため、全国的にどの店にもトイレがついていないのが基本。
「特に女性は気にされることが多いですが、近くの公衆トイレやコンビニ、ホテルなどと提携している店がほとんどなので、そちらの利用を。店主に聞くとトイレの場所を教えてくれます」(白石さん)
ただし、必ずしもすぐ近くにあるわけではなく、通りを挟んだ向かい側や、離れたところにあることもある。店に入る前に用を済ませるか、入店時にトイレの場所を店主に確認しておくことがおすすめ。また、公衆トイレの場合、トイレットペーパーがないところや、切れていることもあるので、ポケットティッシュは常備しておきたい。
◆屋台は現金払いが基本
屋台では基本的にクレジットカードは利用できず、現金払いが当たり前。店を1~2人で切り盛りしていることが多いため、おつりの小銭や1000円札が不足すると、店側が両替に走らなくてはならなくなる。
「2000円の飲食代を1万円札で払うなどはなるべく避けて、事前に1000円札や小銭を多めに用意しておくと、複数で行っても割り勘がしやすく、店主に迷惑もかけません」(白石さん)
◆大人数は避け、2~3人で
屋台の中は狭く、椅子の数も限られている。
「福岡の屋台は、幅3m、奥行2.5mと決まっており、中に入れるのはせいぜい10名程度。大人数で行くと、全員入れない場合が多々あります」(白石さん)
※女性セブン2016年12月22日号