稲垣吾郎(43才)が司会を務める『ゴロウ・デラックス』(TBS系)に出演した際には、稲垣と中居正広(44才)を俎上にあげて、二人をともに評価しつつMCの違いを述べた佐藤愛子さん(93才)。その独特かつ的確な分析には、SMAPファンの間から「神回」の声も上がった。
最新エッセイ集『九十歳。何がめでたい』はまたまた重版が決まり、累計46万部となった佐藤さんは、実はバラエティー番組を普段あまり見ないという。それでも、この人の番組ならばと出演したのが『ゴロウ・デラックス』と、安藤優子が司会を務める『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)だった。佐藤さんは『グッディ!』で、こんなふうに語っていた。
「最近はバラエティーっていったって、同じ人ばかり出てくるでしょ。あ、また出てるわって思うだけで、名前も覚えないですよ。なんというか、汽車の中から流れる風景みたいな感じでね。お笑い系の人たちが笑わそうと一生懸命やっていますが、私はムスッとテレビの前に座っているだけですね」
その中で、佐藤さんが唯一名前を挙げたのが「安心してください。穿いてますよ」のせりふで、昨年一躍人気となった、とにかく明るい安村(34才)。
「他愛ないことを一生懸命に考えて試行錯誤して、そうすると生きるって大変なことですねという気持ちになる。一掬の涙をそそぐって気持ちになるんです。その後、どうしているだろうなと。あの体を持続するのも大変だろうしね。『大変ですなあ、お互いに』と言いたくなるの。苦しいところだと思うんですよ、今。だから会ったら励ましてあげたいですね」(佐藤さん)
事実、安村は苦境に立っていた。3月に不倫騒動が持ち上がって仕事が激減。10月には「穿いてますよ」の無理なポーズがたたって椎間板ヘルニアの手術を受けていた。これはいよいよ励まさねばと、佐藤さんの言葉を伝えるために、女性セブン記者は、安村がライブに出ているという「ヨシモト∞ホール」を訪れた。すると安村は、パンツ一丁で舞台に立っているものの、「穿いてますよ」のネタは封印。しかも「今季絶望」だというから深刻だ。直立不動でMCを務める安村は、表情はとにかく明るいものの、肝心の動きが何ともぎこちない。舞台終わりを待って、洋服を着た安村にインタビュー。