“ただ押すだけ”の乳母車の時代ではない。マンション住まいか戸建てか。車生活かバス電車生活か。対面か背面か。三輪か四輪か。重さは、幅は、高さは? 超高級寝具の素材を搭載してたり、抱っこひもやチャイルドシートと一体化できたり…今やベビーカー選びのポイントもさまざまだ。
11月のとある昼間、少し大きく目立ちはじめたお腹を気にしながら歩いていたのは吹石一恵(34才)だった。昨年9月に福山雅治(47才)と結婚、この冬に出産予定だ。
フラットシューズで足取り軽く向かった先は代官山で人気のベビーカー専門店「エアバギー」だった。店内での吹石は真剣そのもの。
「ベビーカーに赤ちゃんの人形を乗せて、店内を押して歩いていました。段差を越えられるかなど、かなり細かくチェックしていましたね。かなり気に入ったようで、1台6万円ほどするモデルを予約されていたようです」(近くを通りがかった人)
実はこの店は、多くの芸能人が訪れることでも知られる。最近第二子の妊娠を発表した黒木メイサ(28才)と赤西仁(32才)夫妻もユーザーだという。
「4年前にお嬢さんが生まれた時からこのメーカーを使っているそうですよ。いつも赤西さんがいらっしゃるようでイクメンだと評判です。以前は緊張した様子だったのが、最近来たときは子育てに慣れた様子でしたよ」(居合わせた客)
妊娠発表の直前の9月にも、赤西は娘と手をつないでお店を訪れていた。
「ベビーカーを2人乗り用にするオプションアイテムを選んでいました。娘さんが乗るボードを購入していたようです」(別の客)
最近は用途に合わせて複数台持ちするママも増えているというが、藤本美貴(31才)やほしのあき(39才)、小倉優子(33才)、長谷川理恵(43才)、松嶋尚美(45才)など多くの芸能人が愛用している。
ただ、一般主婦が手をだすのに躊躇する一面もあるとか。
「デザインがカワイくて人気です。芸能人は『エアバギー』か『バガブー』を持っている人が多いので憧れている女性も多い。でも海外ブランドで、日本のメーカーに比べて大きめで少し重いのでパパには人気なんですが、小柄のママは躊躇する人が多いです。お値段も高めですからね。旦那さんの手助けがある人はいいですよね」(子育て誌ライター)
福山や赤西がベビーカーを押す姿を想像すると…うらやましい。
※女性セブン2016年12月22日号