2016年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2016年の「重大ニュース」を厳選した。
ここでは【国内・ビジネス】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●国内・ビジネス編1~3位
【1位】
■鶴保庸介沖縄・北方担当相が捨てた18歳年下妻と2歳の息子(8月)
「ヤフーのトップに長時間掲載されたことでNEWSポストセブンに多数のアクセス還流をもたらす契機になった記事です。通常、芸能記事と異なり、政治記事がそれだけの波及力をもたらすってことはあまりないのですが、そういう意味で画期的な記事なので1位です。その後、鶴保氏は『土人発言』についても『差別と断定できない』と発言するなど話題となりましたが、閣僚なのですから、政治で活躍したことで話題になっていただきたいものです」
【2位】
■佳子さまに親しみを込め呼び捨てにするサッカー部の先輩(5月)
「これは、ICU(国際基督教大学)のサッカー部に所属する先輩が、佳子さまを『佳子』と呼び捨てにしている、という内容ですが、ネットでは一部で『不敬だ!』と言う人が出たものの、この先輩を羨ましがる声や、ほほえましい、とする声も多かったです。挙句の果てには先輩を真似て、『佳子』と呼び捨てにする人も見受けられました。基本的に佳子さまの記事はアクセスが高いものですが、これは特に高かったです」
【3位】
■「友引が決まらない」 葬儀業界を震撼させる2033年旧暦問題(9月)
「へぇ~、となるようなネタってのはやはりよく読まれますね。この件は、『大安』『仏滅』『友引』等、六曜の意味を改めて知るための効果もあったようです。それに加え、葬儀業界への影響というビジネス記事としての要素が入っていた点も良かったのではないでしょうか」
●以下、4~10位
■今井絵理子 新聞の候補者アンケートに「批判覚悟の無回答」(7月)
■弁護士傷害裁判で被告の妻「愛情変わりないが名字変えたい」(3月)
■蓮舫「私のアイデンティティは台湾人」16年前に語った本心(9月)
■赤旗にAKB48や藤原紀香、相葉雅紀ら大物芸能人が出る理由(9月)