新垣結衣主演で、12月20日の最終回を迎える、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。最終話を前にして、“逃げ恥ワールドよ、いつまでも!”という気持ちと、“エンディングが早く知りたい!”という気持ちが入り交じっているかたはきっと多いはず。
取材を進めると、最後の最後までムズキュンさせてくれるとウワサの最終回だが、新垣結衣演じる森山みくりと星野源演じる津崎平匡の未来に妄想をふくらませていたら、あら大変。発せられる名言の数々から、影の主人公といわれている石田ゆり子演じるみくりの叔母、土屋百合と大谷亮平演じる風見涼太が急接近?
最終回に向けてどちらからも目が離せなくなってきた。本誌・女性セブンは、クランクアップ直前の大谷亮平を直撃した。
「風見は9話で初めて百合さんに弱みを見せられて、キュンキュンきちゃったんですよ。今まで風見は感情を抑えてしまうところがあったけど、百合さんに対してはあきらめきれなくて、気持ちをちゃんと爆発させます」
最終回の津崎とみくりはどんなことになるのだろう。
「ふたりとも最終回に向かう中で価値観が変わっていくんです。津崎は、自信がなくて心を閉ざしがちだけど、がんばって克服しようとしてきました。最後までそうやって頑張る姿を見てぼくも応援したくなりましたね。ぼく、実は津崎に共感する部分が多かったんですよ。例えば津崎が『愛される人はいいなあ』って漏らすシーンもすごく共感できたし」
撮影は8月に始まり、この数か月間じっくりと役に向き合ってきた大谷。ドラマとお別れする心境はどうだろう。
「あっという間って思えないくらい濃い撮影期間でした。今朝、家を出るとき、今日家に帰ったらもう風見じゃないんだなって思ったんですよね。もしかしたら寂しいのかもしれないなあ。考えないようにしているけど、きっと徐々に来るんでしょうね」
最終回はどう過ごすのかと聞くと、スタッフから「みんなで見るんじゃない?」と言われた大谷。
「怖いなー、いやだなー、最終回は各自で見ましょうよ!」
と本音をもらす。いろんな感情があふれ出してしまいそうなのだろうか。そんな姿が風見と重なって見えた。
10話ではみくりが仕事を見つけたり、風見と百合が意識しあったりと急展開が続いたが、11話はどうなるのだろうか。各々の複雑な想いが錯綜する最終回。さあ、皆で一緒にムズキュンしましょう!
撮影■三宅祐介
※女性セブン2017年1月1日号