癒し空間である風呂場は、高温多湿のため、カビにも居心地のいい場所。また、ドアの通気口には、カビ・ほこり・水アカの“合体汚れ”がこびりつく。風呂場は落ちにくい汚れの宝庫だ。
「そうじは上から下に行うのが基本。まずは、カビの胞子がついた天井のそうじと防カビ対策から始めましょう」とは、日本ハウスクリーニング協会理事・高橋敬子さん。
バケツに水適量と防カビ作用もある酸素系漂白剤(1%)を入れ、ぞうきんを浸したら固く絞る。柄つきワイパーにセットして、天井や手の届かない壁の上部を拭く。石けんカスや皮脂汚れのついた壁や浴槽も、同じ洗浄除菌液をつけたスポンジでこすり洗いを。
「ドアも基本は上から下へ。特に、風呂場側のガラス面には、石けんカスや水アカがついているので、5%濃度のクエン酸水をかけて床用ブラシでこすって落とします」(高橋さん)
ドア枠やレールはクエン酸水をかけて汚れが浮くのを待ち、歯ブラシでこする。汚れがこびりついている場合は、クエン酸の粉をかけ、定規などで削り取るのがおすすめ。通気口は、シャワーの水圧とブラシで汚れをかき出そう。
※女性セブン2017年1月1日号