年末の風物詩・67回目を迎えるNHK紅白歌合戦の放映が、いよいよ近づいてきた。そんな紅白で5度の大トリを経験した森進一は、予期せぬ“珍事”に見舞われた。
1974年(第25回)、初の大トリを務めた森。同年のレコード大賞を受賞した『襟裳岬』を熱唱していると会場がザワつきはじめる。森の“社会の窓”が全開になっていた。当時、白組司会を務めた山川静夫氏が振り返る。
「森さんがステージの階段を降りてくる時に股間のあたりに白いものがチラッと見えたので、アレっ? と思ったんです。でも、僕は曲紹介に夢中で、それ以上凝視することもなかった。
1コーラス目が終わると村田英雄さん、北島三郎さんら白組メンバーが森さんを取り囲んで耳打ちしている。
途中からチャックは締まっていたのですが、誰かがチャックをあげたのでしょうか? とにかく森さんが2番を笑わずに歌ったのには感心しました。女性陣の中にもクスクス笑っている人がいましたよ」
※週刊ポスト2017年1月1・6日号