《先日、今年の漢字の「金」が発表され、私は何かな~と考えていたらどーんと音を立てて「苦」の文字が降りてきました。う。もっと明るい文字にしたい。色々思いを巡らせますが、負けじと「苦」が、主張してきます。ま。そんな年があってもいいか》
2016年12月17日、小林麻央(34才)はブログにこう書いた。夫・市川海老蔵(39才)が麻央の乳がんを公表してから6か月。9月にブログを開始し、闘病模様を綴ると共に、骨や肺、リンパ節への転移まで包み隠さず明かしてきた。
「苦」を選ぶほかない激動の一年だったといえる。スポーツ紙記者が語る。
「10月にQOL(生活の質)を向上させるための局所手術を受け、今は抗がん剤、放射線治療と一通り終了した段階です。彼女の場合、がんの侵食が進んでおり、寛解は遠い。体調も安定しないようで、治療の日々は続きます」
12月15日のブログでは、放射線治療の副作用に苦しみ、姉の麻耶(37才)が一晩中背中をさすり続けてくれたことを明かし、こう綴った。
《明日死ぬかのように今日を生きろと、言うけれど、病気の時はずっと生きるかのように、今日を生きろくらいが、丁度良いと思った。今の私には》
この一年、闘病の麻央を救ったのは、家族だった。
「特に麻耶さんは看病のために今も仕事を休業中です。子供たちの面倒も見て、幼稚園の送り迎えもやる。麻央さんは最近、一時的に退院して自宅で過ごしていましたが、体調が悪く、12月下旬に再び入院しています。麻耶さんは自宅を訪れて、掃除や洗濯まで、家のことを全て手伝っているそうです」(麻耶の知人)
本誌もこのひと月、麻耶がスーパーで買い物をし、海老蔵宅を訪れる姿を捉えている。海老蔵は11月末から12月25日まで京都公演の真っ最中。子供たちも冬休みに入ると京都に向かった。
「麻央さんの楽しみは子供たちとクリスマスパーティーを開くこと。先日、幼稚園で開かれたクリスマス会は体調が悪く参加できなかったそうです。幼稚園のママたちにとって子供の歌や演奏を聞ける会は何をおいても参加したいイベント。麻央さんはほんの数分でも見に行けないかと必死だったのでとにかく残念で…。クリスマス当日に、子供の笑顔を間近に見られることだけを今は考えていると思います」(前出・知人)
冒頭、麻央が2016年の1文字に「苦」を選んだ17日、麻耶は「生」を選んだことをブログで明かしている。
《生きている! 生きる! について向き合った一年でした。愛する人が今、生きていることがどれほど有難いことなのか…》
※女性セブン2017年1月5・12日号