ストーブリーグが開幕して以来、30億円ともいわれる巨人の大型補強が話題だ。というのも、同じポジションに多数の有力選手が積み上がっているからだ。二塁はレギュラー候補が片岡治大(33)や脇谷亮太(35)、クルーズ(32)を含め7人も重複している。ただし、重複しているのは二塁だけではない。
年俸2億円で獲得した元楽天のマギー(34)が守れるのは一塁か三塁。しかし、来季の巨人では阿部慎之介(37)の一塁専任が決まっている。
そのため、三塁はマギーと村田修一(35)に加え、“松井二世”の呼び声もあった3年目の岡本和真(20)で争われることになる。
「三塁手では、今オフまで大田泰示(26)がいました。大田も将来の4番候補といわれていたが、村田の加入などで8年間ずっと定着できず、果ては今回のドラ1の吉川尚輝(21、中京学院大)の代わりに日ハムにトレードされた。そこにまた外国人を入れるのだから、巨人は生え抜きを育てる気などないのでしょう」(球団関係者)
※週刊ポスト2017年1月1・6日号