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箱根駅伝 中継に映らない大学はウェブカメラでチェック

函館洞門もコスプレ集団が出没する名物スポット

 ついに箱根駅伝が迫ってきた。陸上長距離専門ウェブメディア「EKIDEN NEWS」の“博士”こと西本武司氏と相棒の“マニアさん”による、観戦ガイド【5区】をお届けしよう。

◆20.8km 参考記録:1時間9分12秒/今井正人(2005年、順大)

【1月2日12時23分】湯本の梅干店「村上二郎商店」はなんで青学推し?

 ランナーが箱根湯本駅前に差し掛かると「青山学院大学」の垂れ幕が目に入ってくる。この老舗梅干し店「村上二郎商店」は、社長の村上理吉氏が青学大OBで毎年垂れ幕を出している。店頭で確認した自家製梅干しの塩分濃度は「18%」。脱水対策に選手に差し入れしたくなる一品だ。

【1月2日12時30分頃】イチ押し大学はウェブカメラでチェック

 湯本・大平台・宮ノ下などの道路を映す「箱根町観光情報ポータルサイト」のウェブカメラが存在し、中継に映らない大学をチェックできる。ただし、「30秒視聴制限」があるので更新ボタンの連打が必要だ。各校マネージャー陣は当日の路面状況確認、あるいは大会前に他校の5区起用選手が試走していないかをこのサイトでチェックしているとの噂もあるくらいだ。

【1月2日13時10分】5区は「下り」も面白い!

 山登りの5区は国道1号線最高地点を過ぎると急激な下りになる。レースが最後までもつれると、この下りが盛り上がる。2001年は強風の中、当時5区の区間記録を持っていた中大・藤原正和(現監督)と順大・奥田真一郎(西脇工時代の藤原の先輩)、法政大・大村一がデッドヒート。3番手だった藤原はぐんぐんと差を詰めて下りで2位の奥田に追いつき、さらに箱根神社大鳥居のあたりで3人が並ぶ。最後は藤原が先頭でゴール。今年の往路も、最後にドラマは待っているか。

【1月2日13時30分~】駅伝ファンの楽園「セブン-イレブン元箱根店」

 毎年12月に発売されるサッポロ黒ラベル「箱根駅伝缶」。限定生産のためコンビニで陳列されるところはあまり見ないが、ここでは棚にズラリと並ぶ。箱根まで観戦のため足を運んだファンは、行き忘れることなきように。

撮影■マニアさん

※週刊ポスト2017年1月1・6日号

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