今年の締めくくり、大掃除の時期がやってきた。家の顔「玄関」と、日中を過ごす「リビング」がきれいなら、大掃除の半分は終わったも同然。そこで、ホームコンシェルジュの新井久美子さんにリビング掃除のポイントを解説してもらおう。
掃除機を毎日かけているのに、きれいになった気がしない場合、たまったホコリが、部屋をくすませていることが多い。
「軽いホコリは空気の流れで舞い上がり、エアコンや家具の上などの高い位置にたまっていきます。ホコリ取りモップなどを使い、なでるようにして集め、上から下へ落としましょう。ホコリの層がなくなると、部屋全体がひと皮むけたように明るくクリアになります」(ホームコンシェルジュ・新井久美子さん、「」内以下同)
はじめに目で見える大きなごみを手で拾い、ホコリや髪の毛などを掃除機で吸い取る。
「掃除機をせわしなく前後に動かすと、ごみを充分に吸い取ることができません。特にカーペットなどは、毛足の奥まで入り込んだごみを吸い取るために、毛並みに逆らって掃除機をかけたり、方向を変えながらゆっくり動かすといいですよ。ホコリは部屋の端や隅に移動し、たまっています。部屋全体よりも隅に時間をかけて、目で確認しながらホコリを吸い取って」
窓が汚れていると、家の外からも室内からも、薄汚れて見えるもの。大掃除では、絶対きれいにしたい場所だ。
「サッシのごみやホコリは、水気を含むと固まるので、先にブラシでかき出してから、窓を拭くこと。外側と内側で汚れの原因が違うので、掃除の仕方も変えましょう。共通するのは、水気をしっかり拭きとること。マイクロファイバークロスを使えば、拭き跡が残りません」
※女性セブン2017年1月5・12日号