除夜の鐘をNHKホール外で聞くのは30年ぶりのこと。彼女ほど紅白への思い入れが強い人もいなかった。過去39回の出場でトリは7回。自他共に認める紅白の「顔」だった和田アキ子(66才)にとって、40回目の出場がかかった2016年の紅白落選には震えが止まらなかった。
「毎日泣いていた」「(紅白を)見たくない」「(年末年始は)とっとと海外に行きたい」とその思いを隠すこともしなかったがそれも当然だろう。とはいえ、震えていたのは和田だけではなかった。
「アッコさん、年末年始をどうやって過ごすつもりなのか…と、12月に入る前から関係者や後輩タレントはザワザワしていたんです。大晦日の忘年会に招集されでもしたら、どうしたって大荒れになってしまう」(テレビ局関係者)
例年なら紅白出演を終えて元日に海外へ飛んでいた。一昨年まではオーストラリア、昨年はハワイだった。
「今回もハワイではないかという話があり、行く予定の芸能人メンバーたちは“ヤバイ”と逃げ腰でした。昨年年明けのハワイは、カンニング竹山夫妻やヒロミさんがアテンドしたこともあって、ご機嫌で過ごしていましたが、年末から行っている芸能人組にとっては恐怖です。船越英一郎さんもアッコさんと同じ事務所のうえに、毎年年末入り組ですから気が気じゃなかったと思いますよ」(スポーツ紙記者)
しかし、当の和田はクリスマスの後に温泉旅行に出かけすっかりリラックスした様子で年末年始を迎えたという。
「紅白のリハーサルがある時に温泉旅行に行くなんて初めてのこと。ゆったりしたのか吹っ切れた様子でした」(前出・テレビ局関係者)
12月31日の昼には自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)に生出演。
「普通は大晦日だったら私はNHKにいるはずなんだけど」と本音を見せつつも「今ごろになって思うんだけど、別になんとも。何であんなに必死だったんだろう」と口にした。
「新年はパーッといこうと、大晦日もラジオの後は早々に、ラスベガスへと飛んだみたいです。目的はカジノ。“大勝負したるわ”とやる気満々だったようですよ」(前出・テレビ局関係者)
和田のギャンブル好きはよく知られている。今年も元日のバラエティー番組では、黒柳徹子(83才)と恒例の「パチンコ対決」。17年間続いている企画とあって和田本人の思い入れも激アツだ。2年連続での敗戦で迎えた今回だったが、結果はこの番組以外にはパチンコはしないという黒柳に完敗。通算成績も6勝11敗と大きく負け越した。
「アッコさんのギャンブル好きは筋金入り。週に何度かパチンコを打っていますよ。本人は“変装して行く”と言っていますが、お店では誰もがアッコさんだとわかっている。TBSからほど近い赤坂のあるパチンコ店では有名な常連客だそうです」(前出・スポーツ紙記者)
カジノでの大勝負の結果ははたして。
※女性セブン2017年1月19日号