ウクレレが奏でるゆる~いアロハミュージックをバックに、眠そうな顔をしながらハイビスカスやプルメリアのレイを首から提げた彼らは、「あちゃ~」とバツの悪そうな表情を見せながらも、芸能リポーターからマイクを向けられれば、待ってましたと言わんばかりに一年の抱負を語り出す──。ハワイ・ホノルル空港の到着ゲートで、毎年繰り広げられるこんなシーンは、今やお正月の定番になったが、「この時期にわざわざハワイへ出かけるなんて、よっぽど芸能人はハワイ好きよね」。そうつぶやいた経験、あなたにもあるのでは?
「そりゃあ、じゃまくさいですよ(笑い)。井上公造さんとかカメラマンさんがいてるから、飛行機降りたらすぐ化粧直して、ギャラも出ないのに仕事っぽい感じでしゃべらないとあかんって。けど、それがわかってても皆行くっていうのは、それだけの魅力があると思うんですよ。あの気候と、ロコの笑顔に癒されたいんだと思うんです」
そう語るのは、ハイヒール・モモコ(52才)。新婚旅行で初めて訪れて以来、毎年の年始かお盆をハワイで過ごすようになった。
彼女だけでなく、一年を通してハワイには芸能人が多く訪れる。有吉弘行(42才)は夏休みを4年連続ハワイで過ごし、上沼恵美子(61才)が『快傑えみちゃんねる』の900回目の放送にごり押しで決めたロケ先も、菅野美穂(39才)が堺雅人(43才)との新婚旅行にチョイスしたのもハワイだった。さらに木梨憲武(54才)&安田成美(50才)、松本伊代(51才)&ヒロミ(51才)夫妻らは、ハワイに別荘を持ち、日本とハワイを頻繁に行き来する“デュアルライフ”を送っている。
「昔から、ハワイはすごくいいよって人から話を聞いていて、新婚旅行に行こうって決めてたんです。私はバブル時代の人ですから、イタリアとかフランスとかいろんな国に行っていたけど、ハワイだけはそれまであえて行かずにとっておいたの。
で、ほんとに新婚旅行で初めてハワイ行って、そこから大好きになっちゃって。まず、子供にやさしい。子供にやさしいってことは、絶対どんな人にもやさしいってことだから。気候もいいし、食べるものもおいしいし、日本語も通じるし…悪いところが見つけられへん!」(モモコ)
そう話すモモコは、あまりにもハワイが好きすぎてハワイで次男を出産した。アメリカと日本、二重国籍を持つ息子の母として、大好きなハワイも入国審査で並ばずに入れるという。
※女性セブン2017年1月19日号