メッセージの送受信や通話を無料で楽しめるアプリ「LINE(ライン)」。累計ダウンロード数5億件を超える人気を誇り、メールや通話以外の使い道も。とはいえ便利だからこそ注意も必要。
「よくあるトラブルは『トーク』の誤送信や、こちらが許可していないのに『友だち』に追加されていることです」とはITジャーナリスト鈴木朋子さん。トラブルの実例とその解決方法を紹介する。
まずは、二度とつながりたくない元カレが勝手に「友だち」になってしまった例から。
「ストーカー気質の元カレが、いつの間にか『友だち』になっていて、メッセージが送られてくるように…怖い!」(40才・主婦)
原因は、自分の電話帳に相手の電話番号が入っているから。電話帳から元カレの番号を削除するか、「友だち」→「友だち追加設定」画面で「友だち自動追加」を「オフ」にして。
ふたつめは、知人になりすました「トーク」でお金を請求されたケース。
「いとこから、“私の代わりにiTunesカードを買っておいて”という『トーク』が来たので、コンビニでカードを購入。指示通りカードに記載された登録番号を送ろうとしたら、息子に“詐欺だ”と言われ、いとこに電話確認。彼女はそんな『トーク』を送っておらず、知らないうちにLINEを乗っ取られていたことが判明」(52才・パート)
これは、不正ログインによる“なりすまし被害”。乗っ取られないようにするには複雑なパスワードにするか、パスワード変更を頻繁に。
続いては、不倫相手に送った「トーク」を夫に誤送信してしまった場合。
「不倫相手への『トーク』を夫に誤送信。不倫がバレてしまった」(43才・会社員)
LINEトラブルでもっとも多いのが、この誤送信。対策法は、「トーク」の背景を、相手ごとに変えること。基本設定の背景は青空だが、各自の「トーク」場面から「>」を押し、「設定」→「背景デザイン」→「デザインの選択」か「アルバム」で好みの画像を設定する。
トークは読みにくくなるが、相手の顔写真を背景にしておけばインパクトがあるので誤送信は防げるハズ。
苦手な人とうっかり「友だち」に「トーク」がひっきりなしに来てウザい!
「詮索好きなご近所さんが、町内会の名簿から私のスマホ番号を知り、『友だち』追加されたんです。つい返信したけれど、悪口がひっきりなしに送られてきて、ウザい!」(44才・主婦)
つながりたくない相手からの「トーク」はブロックできる。関係を切りたい相手の「トーク」場面から「>」を押し、「ブロック」のアイコンを押すだけ。相手に通知されないので、角が立つこともない。
※女性セブン2017年1月19日号