新たな年を迎えたが、昨年からの悩みは年を越した瞬間になくなるはずもなく、また一年が始まると思うと気が重い、なんて人も少なくないはず。そこで今回、イケメンな僧侶の“心がふっと軽くなる”ひと言説法をいただいた。
山口県下関市にある浄土真宗本願寺派 信行寺の江上智見さん(27才)は、父が住職を務める信行寺などで修行中。特技の歌を生かして『歌唱王』(日本テレビ系)に出演したことも。
「小さいころから寺の手伝いをしていて、寺の仕事や雰囲気がずっと好きでしたので、ほぼ悩むことなく仏門に入りました。『歌唱王』に出てからは企業などで法話をさせていただく機会も増えたので、仏教を身近に感じてもらえるように歌も織り交ぜて、リラックス感溢れる法話を心がけています」
そんな江上さんが挙げる新春ひと言説法は「有ること難し」。
「有ることが難しい=稀であるという意味。私たちは生きていることを当たり前ととらえがちですが、この世で人として生を受けるのは稀なことです。ご先祖様から命が繋がれてきて、周りのいろいろなはたらきによって“たまたま”生かされている。
また、生と死は切り離されたものではなく、今、元気で生きていても、いつ死が訪れるかもしれない。そう考えると、この瞬間生かされていることに感謝せずにはいられません」
【プロフィール】
生年月日:1989年6月28日
血液型:A型
出身:山口県岩国市
趣味:歌うこと。バスケット。陸上。喫茶店・カフェ巡り
好きな食べ物:妻の手料理
休日の過ごし方:家事。生後6か月の長男の育児
毎日、必ずやっていること:夏場はアイスカフェオレ、亜紀から早春にかけてはホットコーヒーをブラックで3杯飲む
※女性セブン2017年1月19日号