新たな年を迎えましたが、昨年からの悩みは年を越した瞬間パッとなくなるはずもなく…、また一年が始まると思うと気が重いというかたも少なくないはず。今回、イケメン僧侶に“心がふっと軽くなる”ひと言説法をいただいた。
愛知県春日井市の臨済宗妙心寺派 寶雲山泰岳寺(ほううんざんたいがくじ)の泰丘良玄さん(33)は室町時代から続く禅寺の副住職で、『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』(テレビ朝日系)にも出演。
「大学では情報工学を専攻し、IT企業への就職を夢見た時期もありました。そんなIT大好きの私が言うのも妙ですが(笑い)、IT技術の普及で情報が簡単に手に入る世の中になっているからこそ、過程を重視する仏教の考え方に触れてほしいと思います。手始めとして、当寺の座禅会などに気軽に参加していただければ」
そんな泰丘さんが挙げる新春ひと言説法は「日日是好日」。
「お茶の間の掛け軸などでもよく目にする言葉だと思いますが、もとは禅の語録(仏教書)に載っており“にちにち これ こうにち”と読みます。生きていくうえでは毎日が楽しいわけではありません。苦しい日や泣きたい日もあるけれど、どの日もかけがえのない一日に変わりはなく、絶対的に良い日も、悪い日もありません。だからこそ今の一瞬を大切に過ごし、それを積み重ねていくことで自ずと毎日が好い一日となっていくという教えです」
【プロフィール】
生年月日:1983年3月11日生まれ
血液型:AB型
出身地:愛知県春日井市出身
趣味:パソコン、映画鑑賞。お寺のホームページも作成している。
好きな食べ物:パスタ。
休日の過ごし方:映画鑑賞。妻が子供を連れて実家に帰った時は、ひとりで映画館をハシゴすることも。
日課:子供と朝のお経を読むこと。
※女性セブン2017年1月19日号