新年のご挨拶を終え皇居・半蔵門から出てこられた愛子さまは、普段以上にスピードを落とした車の窓から、沿道に集まった人々に手を振られていた。ほっそりとした印象は変わらないものの、満面の笑みを浮かべ元気そうなお顔を向けられていた。
愛子さまは2016年、9月末から6週間にわたって学習院女子中等科を欠席され、その後も制限登校を続けられた。12月1日の誕生日に公開された「激やせ写真」には、愛子さまのご体調を心配する声もあがった。その不安はどうやら、“おじいちゃまとおばあちゃま”も変わらず抱かれていたようだ。天皇陛下の83才の誕生日の夜、皇居ではお祝いの席が設けられた。宮内庁関係者が明かす。
「夕方6時過ぎから、皇太子ご一家と秋篠宮ご一家、それに黒田夫妻が集まってお祝い御膳の前に茶話会が開かれ、皆さま思い思いにお話しになりながら、カステラなどを召し上がられたそうです。そこで天皇皇后両陛下が、愛子さまの体調についてご本人にお尋ねになったそうです。愛子さまは、“万全とはいえませんが、元に戻りつつあります”といったことをお答えになったそうです。
むしろ愛子さまは、12月中旬から続けざまに風邪のような症状で体調を崩された両陛下を気にかけられ、“私のことよりも、両陛下のお風邪が心配です”とおっしゃったそうです」
愛子さまのご体調は着実に快復のステップを進んでいるように見える。
愛子さまが“通常”の登校を再開されたのは11月28日。12月5~9日にかけて2学期の期末テストが行われたが、愛子さまはすべての試験を欠かさず受けられた。
「10日から21日まで生徒たちは試験休みに入りましたが、その間に愛子さまは欠席期間中の課題に取り組まれたり、漢字テストを受けられたといいます。また、12日には『G-TEC』という、学校の試験とは別の英語力を測るテストも受検されました。4月に高校進学を控えられていますが、卒業に向け、残された日々を充実したものにされようとしているようです」(学習院関係者)
1月10日に愛子さまは3学期の始業式を迎える。より多くの、少し大人びた笑顔を見られる1年になりそうだ。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年1月19日号