生きてくうえで絶対に欠かせない医療費だが、ある裏ワザを使えば、医療費を削ることができるという。生活マネーウォッチャーの「お~ミカ。」さんがレポートします。
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医療費が高額になった場合、『高額療養費制度』を利用して大部分を健康保険にカバーしてもらおう!というのは、前回紹介しました。でもコレ、申請してからお金が戻ってくるまでに2~3か月もかかるから、いずれにせよ、最初に自腹で大金を払わなくてはならないのが玉にきずなのよね。
でも、実は、どんなに医療費がかかっても、最初から自己負担限度額の約8万~9万円(一般的な収入の場合)ですむ裏ワザがあるんです。
それが『限度額適用認定証』。入手方法や使う際に気をつけたいポイントなどを医療費に詳しいファイナンシャルプランナー、黒田尚子さん(「」内以下同)に教えてもらいました。
『限度額適用認定証』は、医療費を払う時に提出する、はがきくらいの大きさの書類で、事前に申請しておくのがポイント。では、どこに申し込めばいい?
「まずは、自分の健康保険証に書いてある、“保険者”に連絡し、申請書を手に入れます。郵送かホームページから入手できますよ。申請書が届いたら、必要事項を記入し、健康保険証のコピーを添えて郵送するだけ。1週間ほどで『限度額適用認定証』が届きます。有効期限は通常1年。入院などの予定がある場合は早めに申請しておきましょう」
手続きは無料。病気やけがはいつ起きるかわからないから、入院の予定がない私も、早速申請してみました!
実際にやってみて気をつけたいと思ったのは、申請書の「療養予定期間」の欄。ここを空欄で出せば、有効期限は1年になるけれど、何か書いてしまうとその月の末日までになっちゃう。だからこの部分は絶対“空白が正解”ね。
では、どう使ったらいい?
「支払い時に窓口に提示すればOK。ただし1つ注意点が。『限度額適用認定証』が使えるのは保険診療部分で差額ベッド代などは含まれません」
『限度額適用認定証』は、1人につき1枚必要。急な病気やけがでも、お金の心配をせず治療を受けられるよう、年に1度、家族分をまとめて申請しておくと安心かもね!
※女性セブン2017年1月19日号