体調を崩した妻を病院に連れて行くと、夫も急きょ診察室に呼ばれた。「悪いこと」が頭をよぎる中おそるおそる話を聞くとなんと「おめでた」だという。想定外の知らせに腰が抜けるほど驚き、後から喜びが爆発した──。
そんな話がこれほど楽しく伝わるのも爆笑問題・田中裕二(52才)と山口もえ(39才)夫妻だからだろう。
1月8日、田中が喜びの妊娠報告会見を開いた。現在妊娠5か月でまだ性別はわからないが、初夏にも新しい家族が加わるという。
「もえちゃんは、もし小さい男の子が生まれちゃって一般的にやっぱりモテなかったりしたらかわいそうだから女の子がいいと。やんわり相当傷つけることを言われました(笑い)」
と田中が言えば、会見に付き添った太田光(51才)は「もう動くんですよ」と相方のお腹を触って笑わせた。
「田中さんは2000年に睾丸摘出の手術をしていていつも太田さんに“片玉いじり”を受けていたし、なんとなく喜びも2倍に感じます。それにもえちゃんには9才の長女と5才の長男の連れ子がいる。連れ子と実子の難しさがあると思っていただけに嬉しいですね」(ふたりの知人)
バツイチ同士のふたりが結婚したのは2015年10月のこと。田中と前妻の間に子供はいなかったが、山口は前夫との2人の子供を連れての再婚だった。
「初デートから子連れで、何よりお子さんたちの気持ちを大切にしていました。どちらかというと、パパというよりお友達という感じで田中さんに懐いて。田中さんも“本当のパパじゃないけど、本当のパパらしくはできる”って一生懸命でした」(前出・知人)
家族4人が近所の有名パン店で買い物する姿も見かけた。子供を抱いて列に並ぶ田中はどこにでもいる“パパ”の姿そのものだった。
「結婚当初はどうしても子供をつくりたいという感じはありませんでした。でも家族としての信頼関係ができる中で、大丈夫だと決めたんでしょうね。子供たちも“赤ちゃんがくるんだ!”ってもえちゃんのお腹を毎日触りながら大喜びみたいですよ」(前出・知人)
片玉問題も連れ子との仲もすべて順調だが、気になるのは田中のもう1つの“家族”のこと。2009年に前妻と離婚した田中は、再婚するまで都内の一戸建てで2匹のメス猫と生活していた。しかし、山口と暮らし始めた新居に猫たちの姿はなかった。
「ともに10才を超えた老猫だったこともあり、引っ越しなど新しい環境に移すことが負担になると考えてそのまま置いてきたんです。しばらくは、田中さんや後輩芸人、ペットシッターが交代で世話をしていて大変だったそうなんです。でも田中さんのお姉さん夫婦がこの家に引っ越してきて、猫たちと暮らすことになりその問題も一気に解決。再婚以来、田中さんの運気は上がりっぱなしですね」(芸能関係者)
ふたりのハッピーストーリーに、太田は「アニメ化されることになりました『この世界の片玉で』」と見事(?)なオチを披露。おあとがよろしいようで。
※女性セブン2017年1月26日号