芸能

2016年、女性週刊誌でもっとも売れた号の重要トピックは?

高畑裕太の事件は報道合戦が相次いだ

 ゲス不倫などのニュースに沸いた2016年。著名人の不祥事も相次いだ。一般社会を巻き込んだ大騒動になったのが俳優・高畑裕太(23)の暴行疑惑だ。

 8月23日未明、群馬・前橋のビジネスホテルに宿泊していた高畑がフロント係の女性を部屋に連れ込み、性的暴行を加えたとされる事件。高畑は強姦致傷容疑で逮捕されたが、後に示談が成立した。

『女性セブン』(2016年9月29日・10月6日号)は「不可解な事件」として、新聞やテレビが報じない被害女性の素顔についてレポートした。一方で『週刊現代』(10月29日号)が被害者女性の反論を掲載するなど、報道合戦が続いた。女性セブンの川島雅史・編集長が振り返る。

「本誌の記事は、“密室で本当は何が起こっていたのか”“何が本当なのか”という読者の疑問に答えたものと自負しています。お陰様で、2016年最も売り上げた号になりました。

 この事件では、裕太氏の母・淳子さんの“親バカ”ぶりも世間の批判の対象になりました。裕太氏を幼い頃から遡って取材すると、ある種の危うさを持った少年だったと分かった。そうした子供をシングルマザーとして育てるのは気苦労も多かったはず。つい甘やかしてしまった部分もあったのかなと思います」

 深刻だったのが薬物の蔓延だ。2016年2月に清原和博(49)、6月に高知東生(52)、11月にASKA(58)が立て続けに、覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕された(ASKAはその後不起訴処分)。

 薬物依存は家族をも壊す。高知は逮捕後、妻・高島礼子(52)と離婚した。芸能リポーターの井上公造氏が語る。

「高島さんは高知に愛想を尽かしたのではなく、仕事の関係者に迷惑をかけないため苦渋の思いで離婚に踏み切った。彼女らしい潔い決断でした」

 そして2016年最後に飛び込んできたビッグニュースは俳優・成宮寛貴(34)の薬物使用疑惑による芸能界引退だ。報じたのは『FRIDAY』だった。

「薬物使用に関しては“事実無根”としながらも、突如として芸能界を引退したことは様々な憶測を呼んだ。成宮さん自身は引退理由について“セクシャリティな部分”を暴露されたからだとコメントしたが、腑に落ちない結末です。シロならシロで最後まで戦うべきだった」(芸能記者)

※週刊ポスト増刊2017新春スペシャル「女性セブン・週刊ポスト出張所」

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン