国内

75才以上の信号無視 臨時認知機能検査の対象になる新制度

75才以上の高齢ドライバーに向け制度を刷新(写真/アフロ)

 高速道路逆走や、ブレーキとアクセルの踏み間違いなど、高齢ドライバーの認知機能や判断力の低下が原因と思われる事故が増えている。

「今までは、75才未満と75才以上に分けて、それぞれに高齢者講習を行っていましたが、高齢になるほど認知機能に個人差が出るため、75才以上はもっと細かく分けて対応することになりました。

 3月12日からは、認知機能検査によって3グループに分け、【1】認知症の心配がない人は、75才未満の人同様、講習時間を短縮して簡素化する一方、【2】認知機能低下の恐れがある人と、【3】認知症の恐れがある人には、実車指導や個人指導を行うなど、手厚い高齢者講習を計3時間実施します。

 さらに、認知症の恐れがある人は、医師の診断書が必要になり、免許取り消しになる可能性もあります」(モータージャーナリスト・岩貞るみこさん)

 さらに、3年という更新時期に限らず、認知機能が低下した時に起こしやすい違反行為をした場合は、臨時認知症検査を受けなくてはならなくなった。違反行為とは、信号無視、通行禁止違反、逆走や歩道の通行、踏切での違反、ウインカーを出さずに右左折するなど18種類。詳細は警察のサイトなどで確認を。

 認知機能の低下を自覚させることで、高齢ドライバーの事故防止につなげたい制度だ。

※女性セブン2017年2月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

俳優の竹内涼真(左)の妹でタレントのたけうちほのか(右、どちらもHPより)
《竹内涼真の妹》たけうちほのか、バツイチ人気芸人との交際で激減していた「バラエティー出演」“彼氏トークNG”になった切実な理由
NEWSポストセブン
『岡田ゆい』名義で活動し脱税していた長嶋未久氏(Instagramより)
《あられもない姿で2億円荒稼ぎ》脱税で刑事告発された40歳女性コスプレイヤーは“過激配信のパイオニア” 大人向けグッズも使って連日配信
NEWSポストセブン
ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)
愛子さまの新側近は外務省から出向した「国連とのパイプ役」 国連が皇室典範改正を勧告したタイミングで起用、不安解消のサポート役への期待
女性セブン
11月14日に弁護士を通じて勝田州彦・容疑者の最新の肉声を入手した
《公文教室の前で女児を物色した》岡山・兵庫連続女児刺殺犯「勝田州彦」が犯行当日の手口を詳細に告白【“獄中肉声”を独占入手】
週刊ポスト
チョン・ヘイン(左)と坂口健太郎(右)(写真/Getty Images)
【韓国スターの招聘に失敗】チョン・ヘインがTBS大作ドラマへの出演を辞退、企画自体が暗礁に乗り上げる危機 W主演内定の坂口健太郎も困惑
女性セブン
第2次石破内閣でデジタル兼内閣府政務官に就任した岸信千世政務官(時事通信フォト)
《入籍して激怒された》最強の世襲議員・岸信千世氏が「年上のバリキャリ美人妻」と極秘婚で地元後援会が「報告ない」と絶句
NEWSポストセブン
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン