店の入り口が開くと、長身の若者が窮屈そうに頭をかがめながら入ってきた。いつものユニフォーム姿と違い、お金持ちのご子息のような品のいいグレーのスーツにネクタイ姿。そのスーツがはちきれんばかりの分厚い胸板に、プリッと引き締まったお尻。そして、日本人離れしたモデルのように長い脚と小さな顔。カウンターに座っていた客は体の大きさとオーラに驚き、お店がザワザワ…。
週末の1月20日19時過ぎ。東京・銀座にある、島根県産の魚介類と地酒が評判の居酒屋に現れたのは、北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平(22才)。
昨シーズンはチームの日本一に貢献し、パ・リーグの最優秀選手にも選ばれ、3月の世界大会・WBCでも日本代表入りした球界の若きスターだ。
「人気も実力も文句なしのNo.1。今シーズンが終わったら、メジャーに挑戦するといわれています。まさに日本の宝です」(スポーツ紙記者)
あどけなさの残る顔立ちも女性ファンを虜にする。黒柳徹子(83才)いわく「こんなにカッコいい男性を見たのは生まれて初めて」。
身長193cmと恵まれた体は、スポーツ選手の中でも群を抜く9頭身マッチョ。このスタイルを作るため、高校時代は毎日15杯の丼飯をノルマとし、1日で1万kcalを摂取。そうした努力で21kgの増量に成功し、トップアスリートとしての基盤を作り上げた。
2月1日のキャンプインを目前にしたこの日もその食欲は健在だったという。
「男性5人で来ていたのですが、大谷選手はお酒はほとんど飲まず、お刺身など料理に集中。通常のコースだと足りなかったようで、追加で、1杯1万円はする大きな『松葉ガニ』も追加注文していました。しかも続けて3杯も頼んで食べていました! まだ食べるのかと驚きましたよ(笑い)」(常連客)
豪快に食べ終わると、お腹が満たされたのか、大谷くんは満足そうにニッコリ。芸能人やスポーツ選手を見慣れているはずの銀座のホステス美女たちも思わず目がハートになった瞬間だった。
撮影/山崎力夫
※女性セブン2017年2月9日号