来たるべき日に向け急ピッチで準備が進んでいる。「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は1月23日、論点整理を公表した。最終提言は4月頃が予定され、それを受けて5月のGW前後には「生前退位」の特例法案が国会に提出される見込みだ。
2019年1月1日にも誕生するといわれている新たな天皇皇后。これまでの「御代がわり」は天皇が崩御されたことをもって新天皇が即位するので、どうしても重苦しい雰囲気があった。ところが今回は喪に服すことがない。日本全国が新たな天皇皇后の誕生に沸き、祝賀ムード一色に包まれることになるのだ。
「雅子さまは今年、皇太子さまとご一緒にデンマークやマレーシアに足を運ばれる方向で調整が進められています。アジア圏は初訪問。それだけ体調が良好だということでしょう」(皇室記者)
雅子さまの療養生活は14年目に入ったが、最近は快復基調が続いている。昨夏の「生前退位」報道、それに続く天皇陛下の「お気持ち」表明で、平成の世が終わる日が一気に近づいた。陛下の退位は、雅子さまが皇后になることと同じ意味を持つ。
「皇太子妃として皇室に嫁いだときから、雅子さまは皇后となることへのご覚悟はあったでしょう。ただ、現実的にその日が近づいたことで、せっかく快復傾向にあった体調がプレッシャーによって、また後戻りしてしまうのではないかと危惧されました」(前出・皇室記者)
だが、それは杞憂に終わりそうだ。
「皇太子さまが陛下の名代としていくつかの公務を務められることが検討されています。それには、雅子さまも同行される方向で調整中なのです。つまり雅子さまが“皇后”としてお出ましになるということ。新皇后の予行演習なのでしょう」(前出・皇室記者)
昨年12月9日に53才の誕生日を迎えられた雅子さまは、両陛下についてこう綴られた。