今年1月、「AAA(トリプルエー)」の伊藤千晃(30)が結婚・妊娠と同時にグループ卒業を発表し、ファンからは「ショック」「受け止めきれない」など、多くの悲鳴の声も上がった。女性アイドルの結婚や“卒業”には、やはり悲しみの声がつきまとうものだ。それでは、今年2月20日を目処にグループ卒業し、芸能界引退の意向を発表した「乃木坂46」の橋本奈々未(23)のファンはどんな心境なのだろうか。
ファンの男性A氏(31歳)は、次のように語る。
「学費を工面するため、家族に負担をかけないために必死でアイドルとして働いてきた、ななみん(※橋本の愛称)。卒業を告げられたときは、ファンとして数週間ショックで仕事も手につきませんでした。でも今では、悲しみを乗り越えて、親のような気持ちです。
熱狂的なファンも多い彼女なので、一般人に戻って危ない目に合わないかが心配です。事務所という後ろ盾が無くなったとき、しっかりとななみんを守ってあげられる存在が必要。そう考えると、早く頼りになる男性を見つけて欲しいと思う」(A氏)
また、別の男性ファンB氏(27歳)は、橋本の趣味を理解してくれる男性と結婚して欲しいと願う。
「ななみんは、『キュウソネコカミ』や『フジファブリック』『マキシマムザホルモン』などの邦ロックが好きなんです。サブカル系の本や映画にも精通しているので、卒業したあとは彼女の趣味を理解してあげられる男性と結婚して欲しい。あとは、ななみんに経済的な苦労をかけない、安定した収入がある人がいいです。
一般人として生活するうえで、きっと色々な壁にぶつかると思います。ファンは、彼女の幸せを一番に願うべきで、『結婚反対!』なんて言ってはダメ。いい相手とリラックスできる家庭を築いて、アイドル活動の疲れを癒してほしい。第二の人生を歩んでいってくれることが、『サヨナラの意味』だと思う」(B氏)
B氏が語る『サヨナラの意味』は、昨年末のNHK紅白歌合戦で橋本がセンターを務めた楽曲の名前だ。「乃木坂46」を長い間引っ張ってきた橋本だけに、芸能界引退を受け止めきれないファンも少なくない。しかし、一番に橋本の将来を思うからこそ「いい男性と結婚して欲しい」と望む、複雑なファン心理もそこにあるようだ。