戦国時代に直虎という男名を名乗って国のために戦った“日本一のヒロイン”の物語、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。初回の総合視聴率(リアルタイム視聴率と録画によるタイムシフト視聴率の合計)では22.1%と、『真田丸』の最終回21.3%を上回り、予想を上回る順調な滑り出しを見せている。
おとわ(のちの直虎)は、幼くして分家の嫡男・亀之丞の許嫁となり、妻として井伊家を守っていくことを誓う。しかし、亀之丞の父親は、領主である今川家に謀反の疑いで殺害され、亀之丞は命を守るために身を隠す。
おとわは幼なじみで家老の子供の鶴丸との結婚を命じられるが、それを断り、周囲の反対を押し切って出家。「次郎法師」と名乗る。
劇中には尼僧姿の柴咲がお経を歌うように唱えるシーンが出てくるが、それも大きな見どころだとチーフプロデューサーの岡本幸江さんは語る。
「亀之丞は笛が得意で、そのメロディーをずっと覚えていた直虎は、そこに観音経をのせて、歌うようにお経を唱えていく。『花は咲く』などの作曲家、菅野よう子さんが作曲してくださったもので、柴咲さんの声を合わせるとまるでヒーリング音楽のよう。スタッフからは『サントラ盤に入れてほしい』、出演者からも『音声データがほしい』という声が殺到しています」
柴咲は車でドライブしながらテープを聴いて、お経を完璧にマスターしたとか。本格的に登場する第5回では滝に打たれながらお経を唱えるシーンもあり、見逃せない。
※女性セブン2017年2月9日号