テレビ局が番組を制作する際、頭を悩ませるのが「キャスティング」だ。近年は芸能人たちが自らネタにすることも多くなったため、一般的にも共演NGの関係が知られるようになった。
1月16日、格闘家の角田信朗(55)が自身のブログで、〈ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまった〉〈ボクがオファーを断ったことに未だご立腹だ、というのです〉と、松本人志(53)に“共演NG”を突き付けられていると告白した。
これに対して松本は『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「吉本(興業)とか、(ドタキャンされた)日本テレビの問題なんで、共演NGとか、そんなちっちゃい話ではない」「(ブログで書くのは)ルール違反」と猛反論。かえって2人の溝の深さが露呈する結果となった。
こうした芸能人同士のトラブルに配慮するため、テレビ業界には極秘の「共演NGリスト」が存在する。その最新リストには今をときめくタレントたちの名前がズラリと並んでいた。
角田だけでなく、ダウンタウンには共演NGの芸能人が多いといわれる。古くから取り沙汰されてきたのが、とんねるずとの関係だ。
「東のとんねるず、西のダウンタウンと並び称され、お互いに強烈なライバル意識があったため、周囲も過敏になった。局の通路やトイレで絶対に鉢合わせしないようスタッフは楽屋や動線のチェックを義務づけられた」(フジテレビスタッフ)
2014年3月の『笑っていいとも!グランドフィナーレ』で“奇跡の共演”が実現し、視聴者の目を釘付けにしたが、3年が経った今も“再共演”はない。
※週刊ポスト2017年2月10日号