がん治療を続けている小林麻央(34才)が1月29日、都内の大学病院を退院し自宅に戻った。乳がん発覚からおよそ800日、麻央は幼い子供たちとなかなか会えない日々を過ごしてきた。
「病室を子供たちが訪れることはありません。子供と接するには体力が必要だし、感染症の予防という面もありますが、それ以上に容体のすぐれない母親の姿を子供たちに見せてショックを与えたくないという配慮からです。もちろん麻央さんは子供に会いたいし、触れたいに決まっています。痛みがあるときは“どれだけ子供たちの体温を感じられたら”と思うことでしょう。それでもじっと耐える麻央さんの気持ちを思うと…」(市川家の関係者)
夫の市川海老蔵(39才)は昨年春から夏にかけて、がん治療に強いといわれる都内の複数の病院で姿を頻繁に目撃された。セカンドオピニオンを求めて駆けずり回り、民間療法を含めて妻に適した医療方法を模索していたようだ。海老蔵の知人が語る。
「海老蔵さんは麻央さんのための願かけや祈祷をしてもらっています。父親の團十郎さんが白血病になったときはお酒と肉を断ちましたが、今回はハードスケジュールをこなすために肉食を欠かせない。その分、好きなお酒は贔屓筋とのつきあい以外、ほとんど飲んでいないそうです」
現在、海老蔵の生活は麻央と家族中心になっている。
「地方や海外での公演の予定はできるだけ組まないようにし、地方公演があっても時間を見つけては強行軍で東京に戻り、麻央さんや子供と一緒に過ごしています。今回の入院時には、彼女を病院から連れ出して、麻央さんのために作った酵素風呂にふたりで通っていました。病室を見舞うよりもむしろ子供と長い時間を過ごすのは、“子供たちの面倒はぼくに任せて”という麻央さんへのメッセージ。彼女がいちばん安心する方法を海老蔵さんは考えているんです」(前出・海老蔵の知人)
予断を許さない状況にあっても、今回の退院は麻央にとって“必要不可欠”なことだった。退院前日のブログではこう明かしている。
《今、何が必要か。やはり子供達を感じられる環境だと思います。心の栄養。》
病室を出たい、子供のそばにいたい、いのちの限り──母としての強い思い。
《子供達の姿が見える世界は楽しいです。朝、寝ている私のおでこにキスをして、幼稚園へ行きました!》(30日)
朝起きて子供におはようという生活。久しぶりの母の温もりに、長男・勸玄くんは幼稚園に行きたくないと珍しくグズって泣いたという。そんな息子を海老蔵と麻央はいつも通りに送り出したという。
※女性セブン2017年2月16日号