焼き鳥は串のまま食べるのがマナー?
しばしば議論の的となるのが、焼き鳥の食べ方。たとえば、何人かで焼き鳥屋に行った時、焼き鳥を串から外して食べたほうがいいのか。それとも、1人1本で串に刺さったまま食べたほうがいいのか。もちろん1人で食べる時も、食べづらいという理由で串から外す人もいるが、いったいどれが正解なのだろうか?
女性セブンが400人の男女を対象にアンケート調査を行ったところ、31.5%が焼き鳥を串から「外す」と回答。68.5%は「外さない」派だった。
作法家の三枝理枝子さは、「高級料亭などでは串から食べるのはマナー違反。お箸と懐紙を使い、きれいに外して食べましょう」と言うが、焼き鳥店は「そのまま食べてほしい」と言う。鳥料理専門店『鳥一代』(東京都港区)代表の山崎一彦さんがこう話す。
「もちろん個人の自由ですが、外さない方がおいしいです。焼き鳥屋は一口目にすごく力を入れているんです。お肉も少し大きくカットして、塩も少し強めに振っています。また、串から外すとすぐに冷めてしまい、肉汁が出てしまう。味が全く違ってきます。朝から4時間かけて串に刺しているのを、すぐに外されると悲しいというのもあります。さらに、床を掃除していると砂肝がたくさん落ちているんです。砂肝は硬いから、串から外すときに飛んじゃうんです(笑い)」
それゆえ、山崎さんは「みなさんでシェアせず、外さずに食べて」と呼びかけている。「そのかいあってか、最近は外さずに食べるグループが増えました」。
※女性セブン2017年2月16日号