中卒の父(阿部サダヲ)と母(深田恭子)が、偏差値41の小学5年の娘とともに、最難関中学受験に挑戦する姿を描くドラマ『下剋上受験』(TBS系)。このドラマで毎回、ツイッターを賑わせているのが、深キョンが披露している入浴シーンだ。深キョンに限らず、ここ最近、ドラマなどで急増している入浴シーンについてコラムニストのペリー荻野さんが考察する。
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『下剋上受験』の深田恭子の入浴シーンが話題になっている。物語は中卒の父桜井信一(阿部サダヲ)と偏差値41の娘佳織(山田美紅羽)が受験塾にも通わず、父が自宅に設置した(というより仕切りをつけた)「俺塾」で必死に勉強し、最難関中学受験を目指すというもの。深田は信一と同じく中卒で元ギャルの母・香夏子役だ。
香夏子は風呂の中に漢字の表を貼り、佳織と湯船につかりながら、「【16】蚕はホタル?」「かいこ」などと勉強するのである。母子揃いの白いリボン型のヘアバンドで髪をあげ、ほわわわ~とした湯気の中でにこにこする深田は可愛い。視聴率アップに貢献していることは間違いない。
思えば、入浴シーンは「元祖入浴アイドル」「湯船の妖精(勝手にペリー命名)」として人気を博した『水戸黄門』のお銀(由美かおる)の時代から重要だったが、実際の撮影は準備も含めて結構大変。セットで露天風呂などを作ると、いい湯加減に水を温めるだけで半日かかることもあったという。そんな中、最近は若手女優の入浴シーンが増えている。