高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はアパホテルに対するデモに関するお話をうかがいました。
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──さて、最近もまた高須院長のツイッターが騒がしくなっていますね。
高須:反アパホテルデモとそのカウンターデモの話だね。騒がしくなっているというよりも、僕は自分の考えを主張しているだけだよ。ネット上の論客たちがいろんな意見を投げかけてくるから、僕はそれに反論してるだけ。
──話の流れとしては、南京事件を否定する内容の書籍がアパホテルに置かれているということで、在日中国人の団体が反アパホテルデモを開催した。そこに、日本の団体がカウンターデモをした…という感じですよね。
高須:そうそう。僕はカウンターデモをするは必要なかったと思うんだよ。なんでもかんでも反対すればいいってものじゃない。もしも「中国人は敵だ!」って思っているなら、それは間違い。日本との友好を求めて抗議をしている中国人だっていると思う。中国政府が反日の姿勢だからって、全部の中国人がそうではない。そこを一緒くたにして中国人っていうだけですべてを攻撃対象にするのは、もう差別と同じようなもの。成熟した国の国民がすることではないよ。
──カウンターデモがあったことで、日本の評判が落ちてしまうという側面もあります。
高須:そうなんだよ。そもそも今回の反アパホテルデモは、中国のネットでひどく叩かれているみたいだね。「ホテルに本を置いているだけでデモをするなんてバカバカしい!」ってことらしい。中国内でそんなふうに見られているデモにカウンター行動をするって、恥ずかしいよ。
日本は言論の自由が保証された国なんだよ。だから、どんなくだらないデモだって許される。それが日本の素晴らしいところだと思う。なのに、わざわざそれを潰そうとするのは、はっきり言って情けない。世界に誇る日本人だったら、スマートに中国人のデモを見守るくらいの余裕がほしい。
それに、中国人のデモはカウンターを挑発する目的もあったんでしょ? だったら、絶対に静観すべきだ。口汚く中国人たちに罵声を浴びせる行為は、完全に逆効果。自分から「日本人が差別的だ」と間違ったアピールをしていることになる。
たとえば中国や韓国の国内で、日の丸が焼かれたりしてるでしょ。あれも抗議というよりは完全に挑発行為。あんなものは本当にけしからん行為だと思うけど、だからといってそれと同じこと日本人がやるのはよくない。どうしてわざわざ自分たちから野蛮な行為をして、日本の評判を落とさなきゃならんのだよ。
──ツイッターでは、高須院長に異論を投げかけてくる人も多いですが、丁寧に返答なさっていますね。